江戸時代には武家地と商業地であった港区浜松町は、東京国際空港(羽田空港)への東京モノレールの起点駅や世界貿易センタービルがあることで知られています。JR浜松町駅を中心にビジネス街として賑わっている中に老舗も存在していますよ。
1884年創業、激辛ブームの火付け役 神田淡平
今や一般的となった「激辛」という言葉、その言葉を生み出したのが1884年(明治17年)創業の神田淡平さんです。1986年流行語大賞で激辛が銀賞を受賞した際に、表彰状を神田淡平さんが受け取っています。
今回は本店ではなく、浜松町駅直ぐにある浜松町店へ伺いました。
今回は名物の激辛・特辛子煎餅と、山椒煎餅、オーソドックスな醤油煎餅の3枚を購入。
こちらが激辛煎餅開封の図。ビジュアルからしてヤバいですよねw。もちろんとっても辛いです。
この激辛煎餅がどう生まれたのか、は、自社サイトの「元祖 激辛煎餅(激辛せんべい)誕生秘話」に詳しいです。きっかけは塾の先生の提案でした。
5年生になっていたある日、塾の先生が声を掛けてくれた。
「鈴木君の家は煎餅屋だったよな。こんなの見た事ある。」
先生は得意そうに私に1枚の煎餅を手渡したのだった。
その煎餅は、表面に少量七味唐辛子をまぶした物で、食べてみると小学生であった私には、目の玉が飛び出る程の辛さであった。
この煎餅を鈴木少年が父親に食べさせたところ、
「これより辛い煎餅を作ろう」
となり、あの有名な激辛煎餅が生まれた、といことらしいです。
(ちなみに最初の写真に戻りますが、山椒もかなりのパンチありますw。)
今回たった3枚しか買わなかったのですけど、淡平さんの簡単な紹介ペーパーを入れてくれていました。辛いお煎餅を食べつつ、歴史を振り返るのって、なんだか夏休みっぽい瞬間になりました。
——神田淡平 基本情報———-
〇創業年 明治17年 / 1884年創業
〇営業時間 (今回お伺いした浜松町店のデータです)
9:30~18:00
※日、祭日、第二 第四土曜日休み
〇住所
東京都港区浜松町2-5-1
公式サイト ⇒ 神田淡平 元祖激辛煎餅
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