元祖瓦せんべいの亀井堂総本店 / 兵庫 神戸市中央区 1873年創業 (明治6年)

神戸の地名は、現在の三宮・元町周辺が古くから生田神社の神封戸(じんふこ、租税・課役等の神社奉仕住民)集落“神戸(かんべ)”だったことに由来します。神戸市中央区は、1980年(昭和55年)に葺合区(ふきあいく)とフラワーロード以西の生田区(いくたく)とが合併して生まれた神戸都市圏の中心部です。国内東西航路・大陸交易の拠点として古くから栄えた兵庫港(大輪田泊/兵庫津)近隣の旧・神戸村に、1868年(慶應3年)に外国人居留地が置かれ後の神戸港が開港して一帯は急速に発展しました。三宮・元町・トアロード・異人館が並ぶ北野町山本通・旧居留地・南京町・メリケンパーク・神戸ハーバーランド・ポートアイランド・六甲山地の布引の滝・生田神社・楠木正成を祀る湊川神社等の繁華街・観光名所が連なり、老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が何軒も残っています。

1873年創業、元祖瓦せんべいで有名な 亀井堂総本店

神戸駅から徒歩10分弱、西元町駅から徒歩4分ほどの場所にあるのが、瓦せんべいの元祖として知られる 亀井堂総本店。1873年(明治6年)に、初代店主となる松井佐助氏が、現在と同じ場所に立ち上げられました。東京にある上野亀井堂さんは、こちらのお店から1890年(明治23年)に暖簾分けされたお店となります。
※瓦せんべいの元祖については諸説あります。

元町の商店街を歩いていると、アーケード下にかなり大きな看板でアピールされています。このサイズ、ちょっとビックリしますよ。
こちらが店舗外観。戦災により違う場所で営業されていた時期もありますが、1951年に生誕の地であるこの場所に戻ってこられました。 店舗内は、元祖である瓦せんべいを中心に、沢山のお菓子が並んでいます。 こちらがその瓦せんべいです。かなり沢山の絵柄があって、選ぶのが楽しくなります。東京に持ってくる過程で1番上は割れてしまいました…。 が、後ろの瓦せんべいは無事でしたのでそちらをアップで。焼き色がキレイですね。瓦せんべいなので味は素朴ですが、粉っぽさが抑えられていて食べやすいなぁ、という印象。 亀井堂総本店さんの銘菓を解説したペーパーも入っていました。この紙の中で、瓦せんべいが生まれた経緯を書かれています。瓦せんべいというと、どちらかというと和菓子の印象が強いのですが、当時は洋菓子として捉えられていたのですね。 瓦せんべいだけでなく、チョコパピロンというお菓子も購入しました。試食コーナーで試して美味しかったのでついw。丸く焼いたクッキー生地にチョコをかけたようなお菓子です。
個包装で、一口で食べられる小ぶりサイズ。 ちょっと見づらいですが、こんな感じです。これ量も程よいし、美味しいから常備しておきたいかも。

東京にも神戸にも複数ある亀井堂さんの総本店は、創業のきっかけとなった瓦せんべいが美味しいのはもちろんのこと、一緒に購入したチョコパピロンもとっても美味しく、良い老舗だなぁ、としみじみ感じました。新商品開発も積極的なお店なので、次回伺うのが楽しみです。

——- 亀井堂総本店 基本情報———-
〇創業年 1873年創業 / 明治6年創業
〇営業時間
9:00~19:00
※定休日なし
〇住所
兵庫県神戸市中央区元町通六丁目3番17号
(公式サイト)⇒ 瓦せんべい|亀井堂総本店|公式サイト

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