ゐざさ・中谷本舗の柿の葉寿司を炙るか炙らないか / 奈良 吉野郡上北山村 1921年創業 (大正10年)

奈良県の中部から南部にかけての吉野郡は、現在は吉野町・大淀町・下市町・黒滝村・天川村・野迫川村・十津川村・下北山村・上北山村・川上村・東吉野村の3町8村から成っています。県南東部の上北山村は十津川村に次ぐ県内2位の面積の村で、村面積の97%を森林が占めています。江戸時代は幕府に御用材を納めた程の木材産地で昭和30年代までは林業が盛んでしたが、今は大台ヶ原(おおだいがはら)等の観光業が中心です。吉野杉割箸・北山漆器・ゐざさ寿司・柿の葉寿司・棒鮨・あまご・吉野鹿・吉野猪・栃餅等が特産品・名物です。

1921年創業、ゐざさの屋号で知られる 中谷本舗

上北山郵便局前のバス停から徒歩1分ほど、大和上市駅から車で1時間ほどの場所にある ゐざさ本店。吉野地方が林業で盛り上がっていた1921年(大正10年)に、中谷勘市郎氏が地域で唯一の米穀販売権を持つ米屋・中谷商店を創業したことでその歴史が始まります。

勘市郎氏の妻キクエ氏の作る寿司が評判を呼び、柿の葉寿司を商品化し、2代目中谷宏氏の時代に笹の葉で包んだお寿司を考案されています。その笹寿司が元東大寺管長 清水公照師に、大台ケ原に伝わる笹をまとった伝説の大猪「ゐざさ王」 にちなみ「ゐざさ寿司」と命名いただき、「ゐざさ寿司」という屋号が生まれ今日に続いています。

という中谷本舗さんの柿の葉寿司を購入しました。蒲田駅構内の駅弁屋さんで見つけ購入しました。

ずらりと、柿の葉寿司登場!

箱の裏面に、さば・さけ・たいの3種類入りと書かれていました。わかりやすい!

柿の葉寿司は、オーブンで温めると美味くなる、という噂を聞きつけ、今回はそのままと、オーブンと食べ比べました。

こちら鮭をそのままで。うん、王道の味。 で、オーブンで温めた図。脂が出て確かにこっちの方が美味いかも!

そして、鯖。こちらがそのまま。 炙った鯖。やっぱり脂分が感じやすくって旨い。

最後が鯛。こちらがノーマル。
そして炙った版。あぁ、全部炙った方が美味しい!!
ということで、人生初の柿の葉寿司炙った版を食べたのですが、個人的結論は「炙った方が旨い」でした。なるほど、人のお勧めは信じてみるものですね。オーブンで炙ると、脂がジュワッと出てきてその脂分と酢飯のマッチング度合いがちょうど良い感じなんですよね。これからは柿の葉寿司、炙って食べようと思います。

↓楽天でも購入できますよ(賞味期限2日と短めです!)。

 

———ゐざさ中谷本舗 基本情報———-
〇創業年 1921年創業 / 大正10年創業
〇営業時間
・8:30~17:00
※不定休
〇住所
奈良県吉野郡上北山村河合353
(公式サイト)⇒柿の葉寿司のゐざさ中谷本舗|ホーム

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