【無期限休業】うどん県埼玉の今福屋で、けんちんうどん / 埼玉 桶川 1891年創業 (明治24年)

(更新)2020年2月末をもって、無期限休業されたとのこと。こちらのブログに画像が載っています。

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古くから存在する桶川の地名には、沖側(広々した田畑の側)説や起き川(川の水源)説がありますが不詳です。江戸時代は中山道の宿場町・桶川宿が江戸日本橋からの最初の宿泊地とされて発展し、街道沿いには蔵造建造物など面影が残っており、当時は近隣村々での麦・薩摩芋などの農作物の集散地でしたが、一帯で栽培されていた染料の藍(あい)は武州藍、紅色染料・食用油の原料となった紅花(べにばな)は桶川臙脂(おけがわえんじ)と称されて特産品となり、かつて紅花は最上地方(現・山形県)に次ぐ収穫量で、今も べに花ふるさと館・べに花摘み取り園の観光施設があります。農地も残る中で宅地化が進んでいる市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店なども残っています。

1891年創業、埼玉を代表するうどん屋の一つ 今福屋

桶川駅から徒歩10分ほどの場所、旧中山道沿いにあるのが製麺所・うどん屋である今福屋さん。1891年(明治24年)に創業以来、地元埼玉の小麦を使った武州うどんを作り続けていらっしゃいます。このブログで何度か書いておりますが、埼玉はうどん生産量全国2位で、その文脈でよく紹介されているのが、桶川にある今福屋さんとなります。

店舗外観を撮り忘れたので看板で。中仙道沿いにあるお店なので、中仙道桶川宿、と記載があります(中山道は中仙道とも書くそうです)。 今福屋さんは基本乾麺を販売するお店なのですが、隣でお食事処を併設されています。カウンターで注文して出てくるのを待つスタイル。 カウンターには、天ぷらがギッシリ並んでいます。迷いますねぇ。
今回は冬のお薦めと言われたけんちんうどんと、かき揚げをオーダー。 このけんちんうどん、野菜たっぷりの熱々な汁で、寒い日にぴったり。温まりますねぇ。おばあちゃんの家でご飯を食べているような気持ちになる優しい味。 こちらかき揚げ。揚げたてではありませんでしたが、うどんに合う美味しい天ぷらでした。

メディア出演されることの多い今福屋さんですが、地元の人にも愛されている名店のようで、11時半の開店と同時に人がなだれ込んでやってきてびっくりしました。近くで働いているであろう、といういで立ちの方、小さなお子さんを連れたご近所さんと様々な人が入れ代わり立ち代わりやってきて、広い世代に愛されている見本となるような老舗。会社の近くか家の近くに欲しくなる、素敵な老舗でした。

—— 今福屋 基本情報———-
〇創業年 1891年創業 / 明治24年創業
〇営業時間
11:30~15:00
※水曜日 定休日
〇住所
埼玉県桶川市西1-12-13
(公式サイト)⇒ うどん・そば 麺処「今福屋」 乾麺・お食事 -埼玉県桶川市 臼田製麺株式会社-

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