米子そばと称される林そば屋の天ぷらそばは、米子らしい味がした / 鳥取 米子 1920年創業 (大正9年)

鳥取県の西部に位置し、江戸時代から商都として発展し”山陰の大阪”と称される米子市。交通の要衝でもある米子市にも、沢山の老舗が息づいています。

1920年頃創業、同じ場所で同じ製法で蕎麦を提供し続ける 林そば屋

米子駅から車で5分ほど、徒歩15分程度の場所にある 林そば屋。1920年(大正9年)に、現在の場所で創業し、創業以来同じ製法でお蕎麦を提供され続けていらっしゃいます。林そば屋さんのお蕎麦は、時に”米子そば”と呼ばれることもあるそうなんですが、鯖の削り節と地元産の醤油で作った、甘辛いそば汁が特徴のお店です。ちなみに、代表者が林さんというお名前ですので、屋号はお名前から取られたのかと思います。

という林そば屋さんの外観はこちら。こちらの建物は、創業時に建てられたものだそう。昔ながら、という言葉がぴったりな最高の外観!

店舗の手前には看板が。これもまたレトロ感満載で凄くいい。蕎麦屋看板大賞に認定したいレベル。

中に入りました。テーブル席と、小上がりの席があります。小上がりの写真がこちらですが、(テレビの薄さを除いて)昭和時代を再現したセットかと思えるぐらい、完璧なルックスです。素晴らしい。

壁にはメニューが掲示されていました。全てがグッとくる。

おしながきがこちら。林そば屋さんは天ぷらにも特徴があり、天ぷら=いかの天ぷらなんです。

林そば屋さんは色んな雑誌に取り上げられています。壁に張られていた記事その1。
そしてその2がこちら。味・外観、どちらも評価されている感じなのですね。 オーダーした天ぷらそばがこちら。刻んだネギ、イカの天ぷら、玉子、海苔が入った豪華なお蕎麦。やや太目のお蕎麦に、甘めが汁が良く合う。めっちゃ美味しい蕎麦だね、これ。

同行した人はざるそばをオーダー。こちらもネギが刻み。

お蕎麦のアップがこちら。平打ちの少し太目の麺。味濃い目の汁に負けない美味しいお蕎麦でした。

林そば屋さん、昔ながらの外観、美味しいお蕎麦、リーズナブルな値段と、素晴らしい老舗要素を完璧に満たしている素敵なお蕎麦屋さんでした。食べ応えのある平打ち麺を、甘め辛いそば汁につけて食べるお蕎麦は、当たり前の食べ物なのに特別な味がして、このお店に来てよかったな、という気持ちにさせてくれます。こういう当たり前の食べ物を、美味しく提供してくれる老舗店、出来る限り長く続いて欲しいものです。

———林そば屋 基本情報———-
〇創業年 1920年創業 / 大正9年創業
〇営業時間
・11:00~18:30
※日曜・祝日 定休日
〇住所
鳥取県米子市東倉吉町45
(食べログ)⇒ 林そば屋 – 富士見町/そば [食べログ]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です