早瀬のひもの (早瀬幸八商店)の干物は、間違いなく美味い / 神奈川 小田原 1912年創業 (大正元年)

戦国時代の後北条氏や江戸時代の小田原藩の城下町として栄え、およそ400年前に東海道五十三次中で最大の規模であった9番目の小田原宿が設けられて賑わった神奈川県小田原市。古名の「小由留木」(こゆるぎ、「淘陵」とも表記)の草書体を読み間違えた説や、原野を開墾して小田となったとの由来説があります。西湘地域の核であり永らく箱根観光の拠点でもあって、豊かな自然の中で海山の産物に恵まれ、蒲鉾や梅干などの特産品で全国に知られており、各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが点在しています。

1912年創業、全て手作りで作られている 早瀬の干物 (早瀬幸八商店)

小田原駅から徒歩20分弱、タクシーで10分弱の場所、相模湾直ぐそばにあるのが 早瀬のひもの(早瀬幸八商店)。1912年(大正元年)に、初代となる早瀬幸八氏によって創業されたお店で、ぶりの出荷の片手間に、アジやカマスの干物を作り始めたのがきっかけだそうです。

こちらが店舗外観。早瀬幸八商店の看板、カッコいいですね。

店内に入ると、様々なパッケージ商品が紹介されていました。

こっちにもパッケージ。全部美味しそうで迷いますね…。

アイス用のショーケースみたいなモノの中にも干物が。いやー、美味しそう!様々なメディアで露出している早瀬さん。最近はフジTVの「もしもツアーズ」でも取り上げられたそうですよ。ということでセットを購入しました。アジ、金目、ほっけ入り。 セットには簡単な説明ペーパーも入っていました。今も手開きの手作り。無添加甘塩、自然包装と、こだわりが詰まった干物なんです。
今回はアジを焼いてみました。干物と思えないぐらいジューシーで、塩加減もちょうどいい。毎朝このクオリティのが食べられるなら、幸せだろうなぁ。うちは漁師だったおじいちゃんが干物を作っていたこともあり、昔から食卓に干物があがる家庭でした。今考えると贅沢な話ですよね。が、貧乏な私の家は、お金がないため身内からもらう食べ物を食べるしか選択のない時期があったのですよね。
そんな干物は、価格の問題、焼く手間もあって、毎日食べるものでなくなっています。そんなことを思い出しながら食べた早瀬のひものは、同じ手作りだからなのか、郷愁の味がして、懐かしい気持ちになりました。早瀬のひものは手の届く値段で、最高のクオリティの商品を届けてくれる素敵なお店。またきっと買いに行きます。

———早瀬のひもの (早瀬幸八商店)  基本情報———-
〇創業年 1912年創業 / 大正元年創業
〇営業時間
9:00~17:00
※無休
〇住所
神奈川県小田原市浜町 3-8-4
(公式サイト)⇒干物専門店 早瀬のひもの

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です