ブッチングハウスのドイツハムを今に伝えるハム工房ジロー / 神奈川 茅ヶ崎市 1925年創業 (大正14年)

神奈川県の湘南地域中部にある茅ヶ崎(ちがさき)市は、サザンビーチちがさき(旧茅ヶ崎海水浴場)や沖合にある姥島(乳母島、うばしま)岩礁群の烏帽子岩(えぼしいわ)で知られ、海水浴・サーフィン・マリンスポーツ・釣り等で賑わっています。江戸時代は東海道藤沢宿・平塚宿間の農村地帯で大半が天領で、市名由来には砂洲一帯の沼地に茅萱(ちがや)・葦等が生い茂る“茅萱の岬/崎”転訛説があり、中世から存在した古地名が前身の村名・町名から継続されています。茅ヶ崎漁港からの鯵・鰯・鯛・しらす等の水産物や茅ヶ崎牛・果実(柿・桃・葡萄等)・落花生・畳鰯・江の島タコせんべい・茅ヶ崎しらすせんべい・湘南ビール・網元料理等の特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店・酒蔵などが残っています。

1925年創業、ブッチングハウスのドイツハムを今に伝える ハム工房ジロー

ニュータウン入口のバス停から徒歩3分、茅ヶ崎駅から車で10分弱の場所、茅ヶ崎青果市場内に店舗を構える ハム工房ジロー。1925年(大正14年)に矢島八郎氏が、横浜の本牧で精肉店を創業したことで、その歴史が始まりました。精肉店の仕入れ先の1つが、ドイツ人カール・ブッチングハウス氏が経営する目黒のソーセージ工場で、矢島氏はドイツハム作りを学び自らも製造・販売することになり、今に続いています。
(カール・ブッチングハウス氏のこと、そして関連の深い習志野ソーセージと土井ハムさんのことは下部に記載しております)

という、ハム工房ジローさんから初回限定のジローのお試しセットをお取り寄せしました。 こんな感じでベーコンスライス、ボンレスハム、あら挽きウィンナー、ボロニアソーセージの4種類が入っています。 こちらがボロニアソーセージ。
焼いただけで猛烈に美味い。ビール派じゃないけど、ビール飲みたくなりました。ドイツの味!
ボンレスハムはこんな感じ。
程よい塩味で、パンとハム&マヨネーズのシンプルなサンドイッチがめちゃくちゃ美味しくできました。

こちらは封入されていたパンフレットです。歴史について説明された紙も入っていました。原点は大正三年まで遡ります、とあるのは、ブッチングハウス氏が捕虜になって日本にやってくるタイミングを指しているようです。

見てると全部食べたくなるこのカタログやばいですw。

ハム工房ジローさんのハムは、素材そのものの味がぎゅっと凝縮されていてとっても美味しかったです。今回は初回お試しセットを購入したのですが、ロースハムやコーンビーフもめちゃくちゃ美味しそうなんです。また何かの機会に購入しようと思います。購入は公式オンラインショップからできますよ。

※カール・ブッチングハウス氏について
カール・ブッチングハウス氏は第一次世界大戦時に日本の捕虜となり、日本にドイツハム作りを伝えた人物です。捕虜時代に習志野収容所でソーセージ作りを実演されており、近年習志野では習志野ソーセージとして地域おこしをされています。また、長崎県大村市の土井ハムさんは、ブッチングハウス氏の奥さんの甥である栗原氏経由でドイツハムの製法が伝わっています。

——–ハム工房ジロー 基本情報———-
〇創業年 1925年創業 / 大正14年創業
〇営業時間
・月~土 10:00~19:00
・日 11:00~14:00
※不定休
〇住所
神奈川県茅ヶ崎市高田5-2-26 (茅ヶ崎青果市場内)
(公式ページ)⇒無添加ハム お取り寄せギフトなら【湘南茅ヶ崎 ハム工房ジロー】

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