源平の合戦にルーツを持つ 藤戸まんぢゅう / 岡山 倉敷市 1184年創業 (寿永3年)

岡山県西部の倉敷市は、1928年(昭和3年)発足の旧・倉敷市と玉島市・児島市とが1967年(昭和42年)に合併して現在の市となりました。旧倉敷村(現・倉敷美観地区周辺一帯)以来の地名由来には倉敷地(中世の年貢米・貢納物集積地)説・“蔵屋敷”地転訛説等があります。白壁の街並みが残る倉敷川沿いの倉敷美観地区(大原美術館・倉敷アイビースクエア等)・鷲羽山(わしゅうざん)・香川県坂出市とを結ぶ瀬戸大橋等の観光名所も多数です。蓮根・牛蒡・マスカットオブアレキサンドリア等の特産物があり、ぶっかけうどん・しのうどん・倉敷バーガー等の地場食品や藤戸饅頭・むらすずめ等の銘菓なども豊富で、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが点在しています

1184年創業、源平の合戦にルーツを持つ 藤戸まんぢゅう

天城中学高校南入口のバス停から徒歩1分ほど、倉敷駅から車で25分前後の場所にある 藤戸まんぢゅう。その歴史はとても古く源平の合戦にまで遡ることができます。1184年(寿永3年)に史跡・藤戸の渡しで行われた合戦で、源氏の佐々木盛綱が村人の助けを借りて勝利するのですが、作戦の秘匿上から村人を切り捨てる必要がありました。村人の霊を永さめる供養で民家からまんじゅうが備えられ、それが今の藤戸まんぢゅうとなるそうです。藤戸まんぢゅうは元禄時代語呂まで、藤戸寺の境内の茶店で販売され1860年(万延元年)に現在の場所に移られご商売を続けられています。

という、藤戸まんぢゅうさんの外観です。倉敷駅からバスで30分近くかけてやってきました。

映画ALWAYS 三丁目の夕日のロケ地にもなった店舗なのです。

店内の様子。歴史を感じられる素敵な店舗です。

ディスプレイの様子です。藤戸まんぢゅうはばら売り・箱売りがあり、箱はかなり大きなサイズまであります。

藤戸まんぢゅうがおいしくなるお茶もあれば、

岡山の有名チョコレート店・@alferさんとのコラボ商品も作られていました。

今回は藤戸まんぢゅうをバラで2つ、抹茶あんチョコクッキータルトを1つ購入しました。

こちらが、藤戸まんぢゅうです。

取り出した図。皮もありますが、ほぼあんこです。めっちゃ美味い。

そして、抹茶あんチョコクッキータルトです。あんこが練り込んであり、適度な甘みと苦味のバランスが美味しかったです。

藤戸まんぢゅうさんは、その歴史の古さから早く行きたい!と思い続けていたお店なので、今回お伺いできて嬉しかったです。源平の合戦の頃は、まだおまんじゅうが日本に伝来していなかった可能性もあるので、今とは違う形だったのではないかと思われるのですが、脈々と受け継がれているのが素晴らしいですよね。また遊びに行きたいなぁ。

—— 藤戸まんぢゅう 基本情報———-
〇創業年 1184年創業 / 寿永3年創業
〇営業時間
・8:00 – 17:00
※火曜日 定休日
〇住所
岡山県倉敷市藤戸町藤戸48
(公式サイト)⇒ 藤戸まんぢゅう|創業、壽永三年。倉敷の地で今も変わらぬ風味伝える藤戸まんぢゅう。

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