圓八の、あんころ餅はしみじみ美味い / 石川 白山市 1737年創業 (元文2年)

石川県南部の白山(はくさん)市は、江戸時代は加賀藩領で、2005年(平成17年)に松任市と石川郡2町5村との合併で発足し、市名公募により名峰“白山”に因み命名され、面積は県内自治体で最大、人口は金沢市に次ぎ県内2位です。稲作(こしひかり)が盛んで、トマト・レタス・メロン・松任梨・剣崎なんば(唐辛子)等が栽培されています。堅とうふ・栃餅・かき餅・メロン漬・河豚糠漬・河豚卵巣の糠漬や粕漬・鰊糠漬・醤油・味噌・白山菊酒ブランド(高砂・菊姫・萬歳楽・天狗舞・手取川正宗)等の清酒・あんころ餅等の特産品・名物があり、市内には老舗の料理店・飲食店。和菓子店・和洋菓子店・食品店・醸造会社(醤油・味噌・清酒)・旅館などが複数残っています。

1737年創業、天狗に習った製法を今も守る 圓八(えんぱち)

松任駅から徒歩13分ほど、金沢駅から車で35分前後の場所にある 圓八。1737年(元文2年)に創業した和菓子店です。圓八さんといえば、あんころ餅が有名なのですが、誕生には不思議なストーリーが残っています。圓八さんの創業家である村山家の2代目が羅漢柏(らかんはく、あすなろの異名)の苗木を植え、妻子を残して行方不明になります。生活苦に陥った妻の枕元に、天狗の姿になった夫が現れ、あんころ餅の製法を伝えた、とされています。それが創業年の1737年のことなのだそう。

という、圓八さんの外観です。伺ったのが2月だったのでさくら餅が出始めていました。

店内に入ります。入ってすぐの場所には、あんころ餅が並んでいました。ソフトクリームも名物ですが、開店直後だったためまだ準備中でした。

あんころ餅の知名度が高いお店ですが、他にも沢山のお菓子を製造販売されています。

ちなみに、あんころ餅はこの辺りでとても知名度の高いお菓子で、カントリーマアムのあんころ餅味が販売されるほどです。凄い…!

という、あんころ餅です。日持ちは当日なので、買ったらすぐ食べましょう。

パッケージ裏側です。竹皮に包まれています。

開けるとこんな感じ。3日間かけて作る、手間ひまかかったお菓子なのです。

一つ取り出した図。見えづらいですが、中にお団子入っています。

この日は金沢のお友達に案内頂いて圓八さんに伺いました。お友達曰く、圓八さんのあんころ餅は、この辺りの人は知らない人はいないお菓子で、石川県内のデパ地下だったりで買えたりするそうですよ。日持ち当日とハードル高いですが、石川県に遊びに行ったらぜひチャレンジしてほしい味です。

——–圓八 基本情報———-
〇創業年  1737年創業 / 元文2年創業
〇営業時間
・8:00 〜 17:30
※定休日なし
〇住所
石川県白山市成町107
(公式サイト)⇒ TOPページ あんころの圓八オフィシャルサイト

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