鎌倉大仏(高徳院)を始め鎌倉五山など多くの社寺が点在する神奈川県鎌倉市。中世の鎌倉幕府以降は衰退していましたが、江戸時代中期に徳川光圀編纂「新編鎌倉志」で名所旧跡が紹介されたことから、寺社も復興され江戸庶民の行楽地として賑わいを取り戻しました。明治以降は保養・別荘地として発展し、特に昭和初期以降は鎌倉文士などの文化人も多く居住。近年は人気の近郊観光地として賑わっており、各所に数多くの老舗の飲食店や和菓子店などが点在しています。
1690年創業 、鎌倉最古の歴史を持つ? 力餅家
江ノ電 長谷駅から徒歩6分、極楽寺駅徒歩10分の場所にある 力餅家。1690年(元禄3年)に創業の同店は、メディア登場時に「創業300年以上の歴史を持つ」、「鎌倉で最も歴史ある老舗」と紹介される有名老舗店。映画「海街diary」や、テレビドラマ「最後から二番目の恋」にも登場されています。
という力餅家さんの外観がこちら。戦後に建てられたバラック小屋をそのまま利用されているそう。
力餅家さんといえば、銘菓 権五郎力餅が有名ですが、求肥力餅、福面まん頭、各種おかき類等、沢山のお菓子を販売されています。
今回購入したのは、恐らく最も知名度が高い権五郎力餅。 こんな感じで、お餅の上にどかんと餡子が乗っています。4月に購入したのですが、4月ー5月中旬は下のお餅がヨモギになります。苦みのあるお餅と甘い餡子の組み合わせ、最高ですよねぇ。
少し不便な場所にありながらも、行列が絶えない力餅家さん。私が伺った日も行列ができ、店舗に入る入場制限がされていました。少しぐらいの不便を吹き飛ばす美味しさのあるお餅で、行列の意味が良く理解できました。私にとっては地元三重の赤福を思い起こさせる郷愁の味でもあります。鎌倉行くと、つい買いたくなっちゃうんですよねぇ。
——- 力餅家 基本情報———-
〇創業年 1690年創業 / 元禄3年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※水曜日 第三火曜日(祝日の場合、翌日)定休日
〇住所
神奈川県鎌倉市坂ノ下18-18
(iタウンページ 公式サイト)⇒ 力餅家は鎌倉土産「権五郎力餅」を扱う老舗の和菓子店 江ノ島電鉄長谷駅、極楽寺駅から徒歩 – iタウンページ