港区麻布十番は、江戸時代の古川(渋谷川下流)改修工事の工区番号に因むなど地名の由来には諸説があります。空海開基と伝わり都内では浅草寺・深大寺に次ぐ古刹で著名人の墓も多い麻布山善福寺の門前町として発展し、明治以降は近隣の花街と共に東京山の手では神楽坂と並ぶ商店街・繁華街として栄えてきました。周辺には外国公館も多数存在し外国人も多く、商店街は国際的な雰囲気と昔ながらの庶民的な街並みとが混在して賑わい、老舗の飲食店や和菓子店などが何軒か残っています。
1910年創業、浅草・紀文堂総本店から暖簾分けでうまれた 麻布十番 紀文堂
麻布十番駅から徒歩6分ほどの場所にある 麻布十番 紀文堂。1910年(明治43年)に、浅草にある1890年創業・紀文堂総本店から暖簾分けする形で創業されています。かわら煎餅の店として始まり、大正期に人形焼を始め、昭和30年代に2代目のご主人が名物であるワッフル作りを始められています。
という、紀文堂さんを横から。創業明治23年とあるのは、浅草にある総本店の創業年ですね。
そしてこちらが正面です。おかげさまで112周年の文字が。すごい歴史ですね。
店内に入ります。名物はワッフルと紀文せんべい。この日は持ち帰りにする必要があったので、紀文せんべいを購入しました。
こんな感じのパッケージです。紀文堂七福神までは読めますが、その後ろが読めないw。
中身はこんな感じです。左側に見える紫蘇味のが、特に美味しかった…!
中にはパンフレットも入っていました。
こちらに創業経緯が。現在は3代目・須﨑正巳さん、4代目・須﨑雅紀さんが伝統の味を守られています。
紀文せんべいは昔頂いたことがあるのですが、久々でした。その時も、「この紫蘇のやつ美味しいな」って思った記憶があります。ワッフルも有名な、というか、最近だとワッフルのほうが有名な印象もありますが、実はまだ食べたことがないのです。次、十番に行く際にはワッフルを食べたい!
———紀文堂 基本情報———-
〇創業年 1910年創業 / 明治43年創業
〇営業時間
・9:30~19:00
※火曜日 定休日
〇住所
東京都港区麻布十番2-4-9
(麻布十番商店街内 公式ページ)⇒紀文堂 | 麻布十番商店街