横山甘泉堂の田總羊羹は、飾り気のない美味しさ / 広島 庄原市 1885年創業 (明治18年)

広島県北東部の庄原(しょうばら)市は、江戸時代は広島藩領(一部地域の一時期を除く)で、1954年(昭和29年)に比婆(ひば)郡庄原町・6村合併で発足の旧市が、2005年(平成17年)の同郡西城町・東城町・口和町・高野町・比和町及び甲奴郡総領町と合併して現市となりました。庄原の地名は中世荘園名に由来するとされます。椎茸・西条柿・ヒバゴン葱・鮎・うるか・比婆牛・どんぐりコロコロ豚・蒟蒻・後藤の赤酢・清酒・林檎ジュース・林檎ワイン・女子高生キムチ・銘菓(竹屋饅頭・田總羊羹・乳団子・広島バターモチ・もみじ饅頭・ヒバゴンのたまご等)・鯉料理・わに(鱶)料理等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の和菓子店(複数)・醸造所(酢・複数の清酒)・旅館などが残っています。

1885年創業、厳選素材で2日間掛け羊羹を作る 横山甘泉堂

備後庄原駅から車で16分前後、広島駅から車で1時間半ほどの場所にある 横山甘泉堂。1885年(明治18年)に横山類太郎氏が創業した羊羹の専門店です。当初はお饅頭や煎餅等の和菓子も作られていましたが、戦後しばらくした約60年前から、羊羹の専門店となっています。田總羊羹(たぶさようかん)は、広島北部の土産物としては知名度の高いお菓子とのことです。

という、横山甘泉堂さんの外観です。名物の田總羊羹が看板になっていますね。
店内に入りました。田總羊羹が沢山並んでいます。 2015年の130周年の時の新聞記事が。
記事側をアップです。県北の道の駅等で年間約10万本売り上げているとのこと。すごい本数出てますね。

という、田總羊羹を買ってきました。北海道産の小豆と、地元の美味しいお水を使い2日間掛けて作られています。原材料は小豆・砂糖・寒天のみとシンプル。 切り分けた図です。外側がツヤツヤしてますね。ツルッとした喉越しに適度な弾力と甘さがあってとても美味しいです。この食感好きだなぁ。

田總羊羹、名前は聞いたことがあったのですが、食べる機会に恵まれず今回が初めての実食となりました。なんというか、シンプルだからこそわかる飾り気のない味がしてとても美味しかったです。羊羹の本来の美味しさって、こういうことだよなって感じる味です。広島北部に行くことがあれば、定番として買うことになりそう。

———横山甘泉堂 基本情報———-
〇創業年 1885年創業 / 明治18年創業
〇営業時間
・7:30 – 18:30
※定休日なし (不定休あり)
〇住所
広島県庄原市総領町稲草2088
(食べログ)⇒  横山甘泉堂 – 庄原市/和菓子 | 食べログ

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