様々な企業の本社があるビジネス街でありながら、古くからの老舗も沢山ある大人の街 赤坂。今回は赤坂に復活した老舗洋食店へ伺いました。
1889年創業、東京から三重に進出、2014年東京再進出を果たした 東洋軒
赤坂見附駅から徒歩2分程度、永田町駅から徒歩3分強の場所にある 東洋軒。1889年(明治22年)に東京・三田に、肉料理専門店「今福」を開業したことでその歴史が始まりました。1897年(明治30年)に、伊藤博文等の勧めにより、西洋料理店東洋軒を開業し、精養軒や中央亭と共に、日本の洋食の草分け店として知られる店舗となりました。
1928年(昭和3年)に三重県津市に、東京東洋軒出張所を開業し、その後津市に本店を移されましたが、2014年東京赤坂に再進出を果たされました。しかも東京のメニューは、ナリサワの成澤由浩シェフ監修。期待値が上がらざるを得ない店舗です。
こちらが店舗の入り口。モダンな看板にレトロフォントの組み合わせがカッコよいです。 入り口前の看板はこんな感じ。レトロモダンな感じですね。 メニューはプリフィックスコースとなります。2800円~、のリーズナブルなコースもあります。
東洋軒さんといえば、松坂牛ブラックカレーが有名、なので5800円のカレー付きコースをチョイス。前菜は下記のシャンパンソース(プラス500円)とあさりのチャウダー、メインは松阪牛100%ハンバーグステーキ(プラス800円)、デザートはプリン・ア・ラ・モードをチョイス。いやー、楽しみ。
こちらが前菜の「牡蠣のシャンパンソース キャビア添え」。クリーミーなスープの中に、火を通して冷ましてある牡蠣が浮かんでいました。キャビアの塩味もあって凄く美味しい。 こちらが前菜2品目のあさりのチャウダー。サラッとしてて重くない。 そしてメインの松阪牛100%のハンバーグ。美味しさが知っているハンバーグと違う。写真撮り忘れましたが、肉汁もヤバい。トリュフのアクセントも最高。毎日食べたいと思ったけど、毎日食べられる値段でなかったことだけが残念です。 そして名物の松阪牛ブラックカレー。上品な欧風カレーに松阪牛の旨みが加わって最高以外の言葉がない。 最後にプリン・ア・ラ・モード。上品な甘さが嬉しい。
一度行ってみたいと思っていた東洋軒さん、噂通りの名店で最高以外の言葉が見つからないお店でした。名物であるブラックカレーやハンバーグを頼もうとすると一人7000円近くかかってしまうので、中々気軽に伺えませんが、何か良いことが合った際にまた行きたいなと思わせられるクオリティー。こういう老舗がある日本に生まれて幸せです。
——- 東洋軒 基本情報———-
〇創業年 1889年創業 / 明治22年創業
〇営業時間
Lunch Time 11:30~15:00(Order Stop 14:00)
Dinner Time 18:00~23:00(Order Stop 21:00)
※日曜日 定休日
〇住所
東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー1F
(公式サイト)⇒ 西洋御料理 東洋軒