徳栄堂のたんきり飴までの長い道のり / 香川 高松 1872年創業 (明治5年)

香川県の県庁所在地である高松市は、江戸時代は高松松平家(水戸徳川家の分家)が治める高松藩の城下町で、瀬戸内海に面する港町として栄えました。高松の由来には高松郷(現・古高松地区)辺の大きな高い松による等の諸説がありますが、1588年(天正16年)に豊臣秀吉家臣の生駒親正が高松郷西方の現在地に築いた城が高松城と称され城下町の地名にもなったようです。日本三大水城の一つである高松城(玉藻城)址・栗林公園・仏生山法然寺・屋島等の観光名所が多数あります。香川県は、“讃岐うどん”で知られて生産量・消費量が日本一の“うどん県”ですが、高松市にも老舗のうどん店等の飲食店・和洋菓子店・食品店が多数残っています。

1877年創業、仏生山に伝わるたんきり飴の伝統を守る 徳栄堂

琴平線仏生山駅から徒歩25分ほどの場所にある徳栄堂。1872年(明治5年)の創業以来、仏生山に伝わるたんきり飴を作り続けていらっしゃいます。仏生山にある法然寺の8代住職が風邪を引いた際に、仏生山にある飴屋さんがたんきり飴を作ったことが、この地にたんきり飴が広がるきっかけとなったそう。徳栄堂さんだけでなく、仏生山にある様々なお店で作られていましたが、他のお店は廃業され、現在は徳栄堂さんだけがその伝統を守っていらっしゃいます。

上記で徒歩25分ほど、と書いたのですが、そう徳栄堂さんは実はとても遠いのです。今回かなり苦労してたどり着きました。こんな看板で案内してくれます。
看板を見た後左を向くと、ありました徳栄堂さんです。 こちらがお店の正面。たんきり飴が有名ですが、他の和菓子も扱われていらっしゃいます。 徳栄堂さんは販売だけでなく、体験も出来るんです。その様子がテレビに取り上げられることも多いそうですよ。
お店の中では、こんな感じでたんきり飴が並んでいました。
ということで、1つ購入。香川で生まれた希少糖が使われています。他には生姜と胡麻、そして水あめが使われています。 パッケージから出した写真を撮り忘れてしまったのですが、こんな感じで個包装されています。飴といっても丸い細長い、ポテトチップス的なサイズ。生姜がピリッと聞いて美味しいですよ。

ちなみにパッケージには、徳栄堂さんへの生き方も載っていました。が、私が使った仏生山駅が載っていない…。まあ、歩いていく場所ではないんでしょうねw。

今回は散歩がてら、徳栄堂さんへと歩いて行ったのですが、仏生山の商店街を抜け、観光地でないリアルな香川の田舎に触れられて、ちょっと楽しい気持ちになれました。次回行くことがあるか分かりませんが、どうせいくならまた歩いて行きたいなぁ。子連れで飴づくりの体験も楽しんでみたいです。

———徳栄堂 基本情報———-
〇創業年 明治5年 / 1872年創業
〇営業時間
8:00~19:00
※不定休
〇住所
香川県高松市多肥上町2339-7
(さんラボ!サイト)⇒徳栄堂 – 和菓子 / 高松市 – さんラボ!

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