天明堂の鳳梨饅頭 / 広島 呉市 1894年創業 (明治27年)

広島県の広島・福山両市に次ぐ第三の都市である呉(くれ)市は、天然の良港を有し、古くは村上水軍一派の根城で江戸時代までは小さな港町だった場所。呉の地名由来には、呉一帯を囲む連峰“九嶺(きゅうれい)”転訛説等の諸説があります。生産量全国一の仁方やすり・川尻筆などの伝統品や旧海軍由来の肉じゃが発祥地(京都府舞鶴市も主張)として知られています。いが餅・各種饅頭・カスタードクリーム入りメロンパン等の名物菓子も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が数多く残っています。

1894年創業、鳳梨饅頭 (おんらいまんとう)で知られる天明堂

JR呉駅から徒歩10分程度の場所に、鳳梨饅頭 (おんらいまんとう)で知られる天明堂さんはあります。創業は明治27年(1894年)で、詳しい歴史は分かりませんが創業時から呉で和菓子屋さんを営んでいたとのこと。

こちらが店舗外観。オレンジ色を使われている老舗和菓子屋さんは珍しいかも。

中に入ると、早速名物の鳳梨饅頭が飛び込んできます。この商品は約50年前に販売スタートしたものなのだとか。

こちらがパッケージ。中国の模様っぽいイメージ。
鳳梨饅頭の鳳梨とは中国語でパイナップルの意味だそうで、このパッケージもそこに由来しているのでしょうね。

開けた図。パンとか、パイのような感じの生地です。 この中に、パイナップルで出来たジュレ的なものが入ってます。程よい酸味が新しく感じられて美味い。

パイナップルという和菓子とは少し距離のありそうな素材を利用しつつも、とても美味しい和菓子に仕上がっている鳳梨饅頭 (おんらいまんとう)。呉本店以外にも広島市内のお土産売り場でも良く見かけるお菓子です。見かけた際にはぜひ一つ購入してみてくださいね。

———天明堂 基本情報———-
〇創業年 明治27年創業 / 1894年創業
〇営業時間
9:00~18:30
※日曜日 定休日
〇住所
広島県呉市中通1丁目1-24
(食べログ)⇒天明堂 – 呉/和菓子 [食べログ]

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