芝大門 更科布屋の3色変わり蕎麦 / 東京 浜松町 1791年創業 (寛政三年)

徳川家の菩提寺であり、15代将軍のうちの6名が祭られている増上寺の近くには、200年以上の歴史を持つお蕎麦屋さんがあります。

1791年創業、季節の変わりそばで知られる 芝大門 更科布屋

大門駅から徒歩1分、浜松町駅からでも徒歩5分程度の距離に、創業220年超の歴史を持つ、芝大門 更科布屋はあります。そのルーツは、信州の反物商・布屋萬吉さんが、東日本橋の薬研堀で、蕎麦屋をスタートさせたことにはじまります。現在の場所での営業は、大正2年からとのことです(ページ中段に載せている、メニュー表のご挨拶ページの内容を抜粋しています)。

どっしりとした老舗の風格のあるお店です。

更科布屋さんのお蕎麦は、人の手で石臼を使ってそば粉を引いているとのこと。それによって、機械引きや、単なる石臼引きと比べてより香り立つお蕎麦になっているのだとか(この辺りはお店の外の看板でアピールされています)。

メニュー票のご挨拶ページには、上記で抜粋させて頂いた歴史が説明されています。

こちらがメニュー。シンプルな蕎麦から天ぷら等メニューは豊富です。が、更科布屋さんと言えば、季節感を活かしたメニューがあることで、月ごとのメニューが充実しているのが特徴です。

今回はシンプルに変わりそばをオーダーしました。奇麗な色ですよね。

こちらよりの図。伺ったのが9月末でしたので、更科、笹切り、生姜切りの3色蕎麦でした。そば汁は、本醸造醤油、鰹節のだし汁、砂糖、本味醂の4つの素材のみを使っている、やや甘口のつけ汁となります。

晩御飯時に蕎麦のみですと少し足らないなぁ、という感じだったので、蕎麦寿司もオーダー。蕎麦寿司は何もつけない分、蕎麦の香り高さが分かりやすい気もします。とっても美味しかったです。

老舗蕎麦屋さんは、季節を感じさせてくれるメニューが豊富で、季節ごとに違う風景の蕎麦が楽しめます。この季節には、あのそばを、と思えることが、老舗が長生きしている一つの理由なのかもしれませんね。

———芝大門 更科布屋 基本情報———-
〇創業年 寛政三年創業 / 1791年創業
〇営業時間
11:00~21:00(土・日・祝は19:00まで)
※正月三が日のみ定休日
〇住所
東京都港区芝大門1-15-8
(公式サイト)⇒ 更科布屋 :: トップ

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