三重県桑名市は、桑名開発の祖である豪族・桑名首(くわなのおびと)の名に由来してその名がとられた街(諸説あり)。木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の河口に立地し、平安時代より京都周辺と尾張以東との間の物資輸送中継点として、桑名藩11万石の城下町・港町として、東海道53次の42番目・桑名宿として賑わいました。明治中期から昭和初期までは江戸期の桑名米会所を引き継ぎ大阪堂島・東京蠣殻町・山口赤間関と並ぶ主要米穀取引所のあった場所でもあります。七里の渡し場跡の伊勢国一の鳥居は伊勢神宮式年遷宮毎に建て替えられ、ナガシマスパーランド等の観光名所が数多くあります。「その手は桑名の焼き蛤」を生んだ蛤料理でも知られ、安永餅・八壺豆(多度豆)・都饅頭等の名物菓子も多く、歴史と現代とが交錯する中に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く点在しています。
1804年創業、桑名藩の命を受け味噌・醤油作りを始めた サンジルシ醸造
益生駅から徒歩7分ほど、桑名駅から車で6分前後の場所にある サンジルシ醸造。元々は桑名藩・御用商人の回船問屋で、1804年(文化元年)より桑名藩の命を受けて味噌・醤油作りをはじめたのが創業のきっかけです。佐藤信之助商店として法人化され、1963年(昭和38年)よりサンジルシ醸造が社名となりました。社名は木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川に因んでつけられたそうです。現在はヤマサ醤油の完全子会社となります。
という、サンジルシの商品をいくつか買ってきました。桑名だと沢山あります。まずは本醸造しょうゆです。
パッケージ裏側。クセのないおだやかな香りと鮮明な赤色。とあります。
少し出してみました。確かに色鮮やかかも!食べ慣れた味です。
料亭無添加赤だしも買ってきました。国産大豆100%使用です。
パッケージ裏側です。原材料名は大豆と塩のみ!
赤だしは即席版もあったので買ってきました。減塩30%タイプです。ほうれん草・とうふと油あげ・長ねぎの3種類入り。
パッケージ裏側です。
こんな感じで、赤だしと具材のセパレートタイプ。
こちら長ネギです。赤だしって何か落ち着きますよね。私だけ?
こちらは豆腐と油あげです。うん、美味しい…!
桑名育ちですが、うちの醤油はサンジルシでなかったものの、確実に食べたことのある味で、懐かしさが込み上げてきました。同じエリアに住んでいたら、やっぱり口にしているものですね。赤だしも美味しかった。今度は会社に遊びに行きたい!
↓楽天だと即席赤だしの減塩でないバージョンは売っていました。
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—— サンジルシ醸造 基本情報———-
〇創業年 1804年創業 / 文化元年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
三重県桑名市明正通1-572-1
(公式サイト)⇒ サンジルシ醸造