芝浦おかめ鮨の「ばらちらし」は宝箱みたい / 東京 港区芝・田町 1855年創業 (安政2年)

芝は15世紀後半の文書に出現する程に古い地名ですが、その由来は不詳です。港区芝は、かつて東海道の整備と共に発展し今も区内交通の要衝であって、JR田町駅と都営地下鉄三田駅周辺を中心として多数の大企業本社も立地するビジネス街として賑わっており、大通り裏には古い住宅街や高層マンションが混在しています。町中には老舗の飲食店や和菓子店も残っています。

1855年創業、仕出し鮨屋から始まった  芝浦おかめ鮨

田町駅から徒歩10分ほど、三田駅から徒歩5分ほどの場所にある芝浦おかめ鮨。1855年(安政2年)に、仕出し鮨屋としてスタートしたそうです。初代のお二人は、

東禅寺イギリス公使館で幕末に初代夫婦は出合い

から始まったそうですよ(芝百年会のウェブサイトより)。

こちらが店舗外観。外国人のお客様も多いのか、アルファベットで店名が書かれていました(伺った時も、1組外国からのお客さんがいらっしゃっていました)。

お店の外にはメニューも掲示されていました。にぎりは1240円からと、リーズナブルなプライス。こちらも少しだけ英語で書かれています。

おかめ鮨さんといえば、名代ばらちらし。芸者さんが芸事の稽古や、お座敷の合間に手っ取り早く食べられもの、がこのちらし寿司だったそう。で、オーダーして届いたのがこちら。2160円。最初届いた時は、ちょっと高いかな、なんて思ってましたが…、

種明かしの前にアップの図も。上からだと具が沢山乗っている、ぐらいしか見えないですよね。

この「ばらちらし」の凄いところは、具の下にまた具が沢山あることで、写真で伝わるかどうは見えませんが、物凄い量の具なんです。この量のお刺身が入っているなら、2160円はむしろ激安に感じます。宝箱みたいに、食べ進めれば進めるほど、どんどんとお刺身が出てきます。上手く伝えられないのがもどかしいw。

おかめ鮨さんのばらちらしは、私が食べたことあるちらし寿司の中で最も満足度が高いものの一つで、尋常じゃないぐらいの具が入っているんです。これはぜひ体感して欲しいサプライズです。
個人的なことを書けば、にぎり寿司 > ちらし寿司で、あんまりちらし寿司を頼むことがないのですね。が、これぐらいパワーあるちらしを食べてしまうと、チラシの底力を感じざるを得ません。今後はちらしが名物のお店も色々行ってようと思います。

———芝浦おかめ鮨 基本情報———-
〇創業年 安政2年 / 1855年創業
〇営業時間
ランチ 11:30~13:00
ディナー17:00~22:00
※土曜日は予約席のみ営業 日曜日 定休日
〇住所
東京都港区芝4-9-4
(公式サイト)⇒芝浦おかめ鮨:トップページ

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