奈良県北西部の生駒(いこま)郡は、1897年(明治30年)に旧平群郡の一部から行政区画郡として発足当時は後の生駒市と奈良市及び大和郡山市の各一部とを含んでいましたが、現在は平群町・三郷町・斑鳩(いかるが)町・安堵町の4町が属しています。法隆寺・法起寺・法輪寺・中宮寺等の多数の古社寺・古墳(藤ノ木等)で知られ、大阪のベッドタウン化が進む斑鳩町は1947年(昭和22年)に竜田町・法隆寺村・富郷村合併で発足しました。斑鳩の地名由来は古く斑鳩(鵤、いかる)という鳥が群生していたこととされ、斑鳩宮を営む聖徳太子に斑鳩が群れ飛んで法隆寺建立地を示したと伝わり、伊香留我伊香志男命(いかるがいかしおのみこと)祭祀説もあります。靴下・苺・梨・葡萄・柿・醤油・麩・おかき・みたらし団子等が特産品・名物です。郡内には老舗の食品店・醸造会社などが残っています。
1900年創業、室町時代から続く名家・大方家にルーツを持つ ニシキ醤油
法隆寺駅から徒歩11分ほど、奈良駅から車で35分前後の場所にある ニシキ醤油。1900年(明治33年)に、江戸期まで庄屋を勤めていた大方家が、近隣の農作物を使った醤油造りを始めたことが創業です。この大方家は室町時代より奈良・斑鳩周辺に大きな勢力を持っていたと言われ、戦国期には筒井順昭・順慶につとめました。後醍醐天皇や伊達政宗の書状等の調度品も所蔵されているそうですよ。
という、ニシキ醤油さんから、法隆寺醤油と関西風めんつゆの2つ購入しました。まずは、法隆寺醤油から。国産自然栽培大豆・小麦100%を使用した有機濃口醤油となります。
パッケージ裏側です。ミセス酵母とこーじくんの絵が可愛い。
箱から出した図。新鮮ボトルという、醤油が空気に触れないため鮮度が保持できるボトルに入っています。
ボトルの裏側はこんな感じです。今気がつきましたが、英語でORGNIC SOY SAUCEと書かれていますね。
醤油のパッケージの中には、こんなパンフレットも入っていました。白湯で割る、という提案は新しいですね。
少し出してみました。正統派の濃口って感じで美味しい。
そして、関西風つゆストレートです。ストレートタイプなので、そのまま使えます。
ボトルの横側です。しょうゆ・かつお節・そうだ節・砂糖・みりんで造られています。そばつゆに使いましたが出汁が感じられて美味しかったです。
オーガニック食材だけで造った濃口醤油、繊細なのに旨味が十分に感じられて美味しかったです。今回はそのまま付け醤油として使いましたが、お料理に使っても楽しめそうです。有機かつ鮮度ボトル入りはあまりないので、また買いたいです。
↓法隆寺醤油は楽天でもお取り寄せできますよ。
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———-ニシキ醤油株式会社 基本情報———-
〇創業年 1900年創業 / 明治33年創業
〇営業時間
・8:00-17:00
※土・日・祝 定休日
〇住所
奈良県生駒郡斑鳩町五百井1丁目3番10号
(公式サイト)⇒ ニシキ醤油株式会社 | ニシキ醤油はこの奈良の地で、明治33年から醤油醸造の蔵元としてみなさまに愛される醤油作りに励んでいます。