山形県米沢市は、県内4地域の内の置賜(おきたま)地域の中心地です。室町時代初期から戦国時代には伊達氏が領有し、伊達政宗は米沢城で生誕し、関ケ原の戦い後に移転して仙台藩を興しています。江戸時代の米沢は上杉氏の城下町として栄えました。市内には上杉神社・上杉家廟所・松が岬公園(米沢城址)・市上杉博物館(伝国の杜)等の上杉氏ゆかりの寺社・旧跡・施設が多数あり、天元台高原・栗子国際等のスキー場や米沢温泉郷などの観光・レク施設も豊富です。江戸時代から米沢織(米織)・米沢紬等の繊維産業が盛んで、味噌・清酒や、舘山林檎(Apple、ふじ等) ・米沢牛(Beef、主産地は隣接の飯豊町) ・米沢鯉(Carp) の“米沢のABC”と名付けられた特産品で知られています。市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が多数残っています。
1802年創業、名君 上杉鷹山にも愛された米沢藩 菓子処 永井屋
米沢駅から車で10分弱、歩くと25分ほどの場所にある 永井屋。1802年(享和2年)に創業された、米沢藩の御菓子処でもあった老舗和菓子店です。銘菓、時雨の松は、名君として知られる上杉鷹山命名のお菓子としても知られています。
そんな永井屋さんの外観はこちら。まだ雪のちらつく3月末に伺っています。 こちらが正面の様子。工場兼の店舗なのか、割とシンプルなつくりでした。 こちらがディスプレイの様子。かなり沢山のお菓子を製造・販売されています。 もう一つのディスプレイ。こんだけあると迷うなぁ。 数は多くないですが、洋菓子も販売されていました。ラインナップが幅広い! 色々悩んだのですが、購入したのは上杉鷹山が名付けたとされる”時雨の松”。”地元の名産である青畑豆(青大豆の一種)をきな粉にし、そのきな粉に砂糖と水あめを加えたお菓子です。 今回は棒状のタイプを購入しましたが、板状のビッグサイズもあります。ふんわりとした甘みのある柔らかいお菓子で、上品なお菓子、といった感じ。これまた食べたいなぁ。
永井屋さん、今回購入した”時雨の松”以外にも、沢山のお菓子を販売されていました。お店の方のお話では、都内の百貨店でも販売しています、とのことだったので、今度買ってみたいなぁ(が、ウェブにその情報が乗っておらず、どこで売っているか良く分からない…)。アンテナショップでも覗いてみようかな。
———永井屋 基本情報———-
〇創業年 1802年創業 / 享和2年創業
〇営業時間
8:00 ~ 19:00
※年中無休
〇住所
山形県米沢市中央4-1-16
(公式サイト)⇒山形県米沢銘菓や洋菓子を全国へお届け | 有限会社永井屋菓子店
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