石川県庁所在地の金沢市は、江戸時代は加賀・能登・越中の三国を治めた加賀藩(102万5千石)前田家の城下町として繁栄。金沢の地名は、芋掘り藤五郎が山芋洗いの際に砂金が出た“金洗いの沢”(“金城霊澤”、兼六園内の金沢神社隣の泉)に由来するとされています。加賀野菜・鰤・ズワイガニ(雌は香箱ガニ)・清酒等の県特産食品を始め、治部煮・かぶら寿司・ごり料理・笹寿司・金沢おでん等の加賀料理・郷土食や各種和菓子等の食・菓子文化も豊かで、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が数多く残っています。
1912年創業、金沢最古のパン屋さん 森長(もりちょう)
橋場町・ひがし茶屋街のバス停から徒歩6分ほど、金沢駅から車から10分前後の場所にある 森長。1912年(大正元年)に創業したパン屋さんです。元々和菓子店からスタートし、現在パン屋さんですが、金沢で最初に食パンを出したお店であり、金沢最古のパン屋さんとなるそうです。
という、森長さんの外観。歴史ある街並みに溶け込んだ、物凄くシックでカッコ良いお店です。
こちら、看板と暖簾。食パン型の看板も可愛いし、暖簾の色味も素敵だなぁ。
店内に入りました。午後早めの時点で売り切れることもあると聞いていたのですが、この日は奇跡的に15時でも残っていました。といっても大分商品なくなっておりますが。
ということで購入物です。どうしても買いたかった人気No.1のクリームパン(写真左下)と、美味しそうだった塩豆パン(右下)を買ったところ、「もう閉店近いからオマケするね」と1つパンを頂けました。なんという優しさ…。
で、こちらがクリームパンです。フォルムが可愛くて好き。卵感強めのカスタードクリームが、昔ながらだけれど洗練されていて、すごく好きな味。
そして、塩豆パン。豆がごろっと入っていて、かなりの食べ応え。
そして、いただいたパン。お腹いっぱいになり翌日食べたのですが、なんとメモをなくし、何だったかわからず。あんぱんだったような気がしなくもない…(ウェブで探しても同系列がパッと見つからず)。
森長さんのパン、現代の技術で作られた美味しい菓子パンなのですが、どこかしらに懐かしい気持ちを起こさせるフレーバーが入っていて、とても美味しかったです。お店の雰囲気をみているから感じる部分もあると思うのですが。こういう素敵パン屋さんがある町って、絶対住みやすいですよね。
———森長 (もりちょう) 基本情報———-
〇創業年 1912年創業 / 大正元年創業
〇営業時間
・6:30-17:30 (日曜日は16:00まで)
※火曜日 定休日
〇住所
石川県金沢市材木町3−8
(公式サイト)⇒ Mori−cho – 材木町のパン屋