日本海に面して新潟県最北・最東の市である村上市は、豊臣政権下の村上氏治世以降、江戸時代には堀家や複数の譜代・親藩大名を経て内藤氏の村上藩で村上城の城下町として栄えました。三面川(みおもてがわ)や伝統漁法“コド漁”の大川での鮭漁が盛んで特産品となっており、地元では鮭を“イヨボヤ”と称し、塩引き鮭・焼き漬・粕汁・川煮・氷頭なます等の様々な郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が点在しています。
天保年間創業、170年以上鮭を扱っている 又上 (またじょう)
岩船町駅から車で5分前後、村上駅から車で10分前後の場所にある 又上。詳細な創業年はわからないそうですが、天保13年(1842年)に初代 又太郎氏が廻船問屋小嶋屋栄助氏と取引した売買契約が残っており、この年以前には創業していたと考えられています。村上といえば鮭で有名ですが、又上さんは天保13年の取引時から鮭の取引があり、170年以上もの間、鮭を扱い続けていらっしゃいます。
という、又上さんから村上の塩引鮭・鮭のどんびこ煮をお取り寄せしました。
まずは村上の塩引鮭のほうから。
いやー、これ絶対美味いやつだ。
焼き上がった図。ちょい塩味が強いところ含めて最高です。
そして、鮭のどんびこ煮です。どんびこ=鮭の心臓とのこと。食べるの初めてです。
取り出した図。弾力のあるレバー的な食べ物だけど、臭みはないです。元気になれそうな味。
とある郷土料理の本を読んで、「どんびこ煮食べてみたい!」となり、探して出てきたのが又上さんでした。売ってくれていてありがとう。味自体は、タレの味であり、食感を楽しむものだ、と感じましたが、食べられて良かったです。にしても、やっぱり鮭って美味しいよね。
↓又上さんの塩引鮭は、楽天でも購入出来ますよ。
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——- 又上(またじょう) 基本情報———-
〇創業年 天保年間創業(1842年以前)
〇営業時間
・9:00~17:00
※1月1日のみ休業
〇住所
新潟県村上市岩船上町6-24
(公式サイト)⇒ 塩引鮭の又上(またじょう)鮭とともに170年余り|新潟県村上市岩船町