愛媛県東部(東予地方)で瀬戸内海燧灘(ひうちなだ)に面し、西日本(近畿以西)最高峰の石槌(いしづち)山麓の西条(さいじょう)市は、1941年(昭和16年)に新居郡西条町等2町3村合併で発足の旧西条市が近隣村等編入を経て2004年(平成16年)に東予市・小松町・丹原町と合併して現市域となり、西条は鎌倉期から続く古地名で、市名は全国一般公募により選ばれました。名水“うちぬき(自噴地下水)”やカブトガニ生息で知られ、穀倉地帯で農業が盛んであり、米・裸麦・柑橘類・あたご柿・花卉(薔薇・七草等)・海苔・豆腐・湯葉・石鎚黒茶(後発酵茶)・健紅梅・清酒等の特産品や各種銘菓(星加のゆべし・蝶庵最中・よし乃餅・たぬきまんじゅう等)の名物があり、市内には老舗の和洋菓子店・酒蔵などが残っています。
1923年創業、食堂から始まりイタリアンへと転業した マルブン (MARUBUN)
伊予小松駅から徒歩1分ほどの場所にある マルブン小松本店。1923年(大正12年)に、眞鍋文吉氏が小松町駅前で丸文食堂を創業したことが始まりです。1993年(平成5年)には、MARUBUNとしてリニューアルし、大衆食堂からイタリアンレストランへと業態を変えられました。23年3月現在は松山県内でイタリアン4店舗、和食形態1店舗の計5店舗を運営されています。
という、マルブン小松本店の外観です。イタリアンにリニューアルされているので、老舗感はそんなにないかもです。
店内に入るとこんなポスターが。23年5月24日に100周年を迎えられます。
店内に入りました。メニューはかなり豊富です。マツコの知らない世界でも紹介された、西条てっぱんナポリタンが気になる…。
が、鉄板ナポリタンは別のお店で食べれたので、今回は別の名物ミートライスをオーダーすることにしました。ミートライスとは、すごく簡単に言うとご飯にミートソースをかけた食べ物です。で、色々トッピングができます。
こんなコースもありました。1850円でサラダ・前菜・パスタ・メイン・ドリンクが付くのかなりお得ですね。
今回はミートライス3品トッピングでいきました。ほうれん草・マルブンナゲット・カニクリームコロッケです。
せっかくなので、ご飯の姿もどうぞ。
同行者は釜揚げしらすのペペロンチーノをオーダーしてました。これも美味しそうだなぁ。
出口には雑誌掲載の記事も載っていました。
そしてこんな看板も。1923年の創業から各時代の代表のお名前が載っています。
マルブンさんは大衆食堂からイタリアンへ業態転換しているので、老舗の雰囲気が残っているわけではないのですが、地域密着で長く地元で愛されていることがヒシヒシと感じられて、その精神性は受け継がれているのだなぁ、と感じました。そういう老舗店が、鉄板ナポリタン等の地域の新しいグルメを推してくれるのは嬉しいですね。
ちなみにミートライスは、あれパスタじゃないのか?的な脳に違和感を覚えつつも、ご飯とミートソースの相性悪くないのね!って感じました。ミートソースが美味しいだけに、パスタが恋しくなる部分はあると思いますw。
——- マルブン(MARUBUN) 基本情報———-
〇創業年 1923年創業 / 大正12年創業
以下は、マルブン 小松本店の情報です。
〇営業時間
・11:00 – 15:00
・17:30 – 21:00
※月曜日 定休日
〇住所
愛媛県西条市小松町新屋敷甲407-1
(公式サイト)⇒ マルブン(MARUBUN)|愛媛県|ピッツァ・パスタ