菊見せんべい総本店の四角いお煎餅 / 東京 谷根千 1875年創業 (明治8年)

谷根千とは、地理的に隣接する谷中(台東区)・根津(文京区)・千駄木(文京区)の頭文字を繋げて3地域を一体的に捉えた造語。1984年(昭和59年)~2009年(平成21年)に刊行されていた『地域雑誌 谷中・根津・千駄木』により広められました。この地域は昭和の戦災をあまり受けず戦後も大規模再開発を免れて昔の街並み・古民家などを残しており、近年は静かな住宅地・寺町の間に個性的な雑貨店・飲食店も増え、多くの散策者・行楽客を集めており、老舗の和菓子店なども何軒か点在しています。

明治8年創業、四角いのが特徴の菊見せんべい総本店

千駄木駅から徒歩1分の場所に、明治8年創業の菊見せんべい総本店はあります。元々この地で盛んであった、菊人形に由来しているそう。団子坂には沢山の菊人形見物者が来ていたそうで、その人たちに売り始めたことがお店のルーツとなっています。

店舗外観が上手く撮れなかったので、看板を。少し古びた状態に歴史を感じますね。看板には珍しい丸いシェイプ。

ここのおせんべいの特徴は、何といっても四角いこと。看板メニューの醤油せんべいももちろん四角!「円は天、方は地」という言葉から、お煎餅を四角にしたのだとか。看板が丸いのもこの言葉からかな。

せっかくなのでもう一枚購入。こちらは甘せんべい。見た目よりも甘くってパンチがありました。

今回は購入できませんでしたが、ハッピーターンに似た形として有名な「めずらしせんべい」や、四角せんべい三兄弟の一角「抹茶せんべい」も有名です。今度お土産用で購入してみたいと思います。
菊見せんべいさんは、近くに住んでいた、森鴎外や夏目漱石、正岡子規も好きだった、という気持ちがわかる、実直に美味しいおせんべい屋さんでした。

——-菊見せんべい総本店 基本情報———-
〇創業年 明治8年創業 / 1875年創業
〇営業時間
10:00~19:00
※月曜日 定休日
〇住所
東京都文京区千駄木3-37-16
(公式サイト)⇒ 東京のあられ・おせんべい | 菊見せんべい総本店

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です