かき船かなわの牡蠣ご飯食べ放題最高! / 広島 広島市 1867年創業 (慶応3年)

広島市中区は、市内を南流する太田川の河口デルタ地帯で3つの砂州(島)から成り立っており、1589年(天正17年)に戦国大名の毛利輝元が築城(広島城)して城下町として栄えました。以来連綿と周辺の埋立・治水工事が行われ太田川も現在は放水路が本流となっています。江戸期から現在まで発展し続けてきて、今は市のみならず県あるいは中国地方の中心業務地区となっています。臨海部の埋立地は諸工場が立地し、旧太田川下流地区は牡蠣養殖が盛んで多くの牡蠣筏が設置されています。広島城や世界遺産の原爆ドーム・世界平和記念聖堂・広島平和記念資料館等には国内外からの多数の観光客が訪れており、この地区にも老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが多数残っています。

1867年創業、広島牡蠣を東京に広めた第一人者 牡蠣料理かなわ

広島電停 原爆ドーム前駅、本通駅から徒歩4分ほどの場所にあるのが牡蠣料理かなわの本店である かき船かなわ。1867年(慶応3年)に、初代となる三保久太郎氏が広島で牡蠣養殖業を始め、かなわの歴史がスタートしました。広島牡蠣は室町時代から始まっており、今も沢山の牡蠣関連の老舗企業が広島には沢山あるんです。

今回伺ったのは、かなわの本店である「かき船」スタイルのお店。元安川に浮かぶ船なんです。

お店の前にはメニューも。物凄い種類の牡蠣料理のバリエーション。全部食べたくなりますね…。

こちらが入り口。格調高い、高級店の雰囲気がありますね。 メニュー表にはかき船の歴史も。牡蠣を大阪以外へ販路を拡大する際に、試食できるスタイルを取るようになったそう。それが船の上で食べさせる「かき船」へと発展し、そのスタイルが幕末には大ヒットしたそうですよ。かき船かなわさんは、2Fがより高級な和久さん、1Fが少しカジュアルな瀬戸さんに分かれています。今回は1Fの瀬戸さんに伺ったのですが、席に座ると川とほぼ同じ目線で風景を楽しめます。これ凄くいい!!! ちなみにかなわさんの牡蠣は小粒だけど美味しいですよ、というお話です。後で写真出てきますが、カキフライの牡蠣は確かに割と小ぶりでした。

今回はかなわ御膳という、牡蠣料理が沢山出てくるコースをオーダー。牡蠣マミレで超嬉しい。

焼き牡蠣も付いてきます。いやー、美味そう。

こんな感じで、プリっとしてて最高でした。僕は牡蠣=カキフライ派閥に所属をしているんですけれど、焼き牡蠣派に寝返ることを検討したぐらい、めっちゃんこ美味しかったです。 そして大好きなカキフライ。ちょっと小ぶりの牡蠣ですが、旨みがギッシリ詰まっていて最高。後10個ぐらい食べたくなりました…。 牡蠣の煮物的なもの。牡蠣の出汁が出てて美味しい。 茶わん蒸しも勿論牡蠣入り。牡蠣出汁がばっちり出てて美味しい以外の言葉がない。
そして牡蠣ご飯。このご飯、なんとお替りOKなんです。こんな美味いのが食べ放題とかヤバい。 当然のようにお替りしました。健康のことを考えて2杯のみ、でしたが、本当はその倍ぐらい食べたかったです。

そしてデザート。食べ過ぎな僕にぴったりのサラッと食べられる系。

食べ終えた後に後ろを見てみたら、こちらの風景も素敵でした。味だけでなく風景も最高。

かなわさんは昭和21年という早い時期に東京進出、それが広島牡蠣の初めての東京進出だったとのこと。牡蠣といえば広島、という印象付けた一社がかなわさんだった、ということですね。昭和38年には今回伺った「かき船かなわ」をスタートし、江戸時代からのかき船という伝統を復活し現在に至ります。広島に行く機会があれば、広島牡蠣の歴史を支えたかなわさんに、是非伺ってみてください。かき船、料理と景色、どちらも最高に楽しめますよ!

——- 牡蠣料理 かなわ 基本情報———-
〇創業年 1867年創業 / 慶応3年創業
〇営業時間
・2F 和久
11:00~(L.O. 14:00)
17:00~22:00(L.O. 20:00)
・1F 瀬戸
11:00~(L.O. 14:30)
17:00~22:00(L.O. 21:00)
※年末年始 定休日
〇住所
広島県広島市中区大手町1丁目地先
(公式サイト)⇒ 牡蠣(かき)料理・広島料理 かなわ

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