亀澤堂のどら焼きと豆大福 / 東京 神保町 1905年創業 (明治38年)

江戸時代は武家屋敷町で、旗本の神保長治氏の屋敷があったことに由来する千代田区神田神保町。近隣の駿河台地区にかけて各種の学校や大学が集積していますが、それらの私立大学が明治初期に法律学校として相次いで開設された際に、古書も含めた法律書の書店が次々に生まれ、やがて多くの一般書・専門書の新刊書店・古書店が建ち並んで、今や世界最大規模の神田古書店街を形成しました。和洋中の飲食店も数多く建ち並び、平成中期以降は神田小川町など近隣にかけてカレー料理店も多く集まってきました。一方で古風で特色ある喫茶店も多く、老舗の飲食店や和菓子店なども残っています。

1905年創業、どら焼きと豆大福で有名な 亀澤堂

地下鉄神保町駅の出口のすぐそばにある和菓子店 亀澤堂。1905年(明治38年)の創業から、この地神田で営業を続けています。大正から昭和初期にかけては、本家である神保町から、日本全国に暖簾分けされていった名店なのだそう(亀澤堂のウェブサイトより抜粋)。

こちらが亀澤堂本店の外観。フォントから雰囲気まで、老舗であることが分かりやすい見た目です。 お店の外には看板が立っていました。お伺いした時は、新栗のどらやきと、豆大福を推していました。
お薦めされているなら買おうじゃないか、ということで新栗どらやき買いました。やや小ぶりの食べやすいサイズ。

こちらが袋から取り出した図。粒あんがはみ出る勢いの良いビジュアル。小さめサイズに甘みがたっぷり詰まっているガツンと系。 どら焼きで止めておこうかとも思ったのですが、豆大福も名物です、と言われれば食べるしかないなと。ということでこちらも購入。
通常豆大福と言えば、赤えんどう豆を使った黒っぽいビジュアルになることが多いですが、亀澤堂さんでは大豆(北海道産 鶴娘大豆)を使っており、珍しいビジュアルをしています。
赤えんどう豆の豆大福と比べるとあっさりテイスト。これはこれで美味しいなぁ。

今回は秋にお伺いしたので、新栗のどら焼きを買うことが出来ましたが、亀澤堂さんは季節ごとに限定どら焼きを販売されています。春は抹茶、夏がレモン、冬が柚子、といったバリエーション。全
古くから営業されている和菓子屋さんは、季節感を大事にされているお店が多いです。その中で、どら焼きで季節を感じさせてくれる亀澤堂さんは、ちょっとユニークですよね。いつか全部制覇したいな、と思っています。

———亀澤堂 基本情報———-
〇創業年 明治38年 / 1905年創業
〇営業時間
[月~金] 9:00~19:00
[土] 9:00~18:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
東京都千代田区神田神保町1-12-1 帆刈ビル 1F
(公式サイト)⇒神保町の和菓子屋「亀澤堂」

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