富山県東部(呉東:呉羽山より東の地域)ほぼ中央で新川(にいかわ)地区の富山湾に面した魚津(うおづ)市は、1952年(昭和27年)の下新川郡魚津町・11村合併で発足しました。地名は、大道/魚堵(をど)→小戸ヶ浦(をどがうら)→小戸(をど)→小津(をづ)と変化し、新漁法により魚類が多収穫となったことから1595年(文禄4年)に魚津となり、昭和の戦後すぐまでは“うをづ”と表記していました。漁業(ホタルイカ・白海老・紅ずわい蟹等)が盛んで、他に加積林檎・西布施葡萄・友道梨・蒲鉾・黒作り・鱒寿司・水だんご・清酒・魚津漆器等の特産品があります。1956年(昭和31年)9月の魚津大火で市街地北半分を焼失しましたが、市内には老舗の料理店・和菓子店・食品店・割烹旅館・酒蔵などが残っています。
1908年創業、美味しんぼにも登場した名店 日本料理 海風亭
魚津駅から徒歩1分の場所、駅前にある 日本料理 海風亭。1908年(明治41年)に創業された和食店で、海と山が近いロケーション、そして直ぐに深海にまでたどり着く地域特性から獲れる魚介類等を使った料理で有名です。美味しんぼの富山特集に登場したお店であり(4代目ご主人の時代)、現在は4代目と5代目の美浪 呂哉氏が力を合わせ運営に当たられています。海風亭さんには、地域ものがたるアンバサダーの9月訪問時にお伺いしています。
という、海風亭さんの外観です。暖簾がカワイイですね。
こちらは店舗外にあった看板。ランチ系メニューや定食も充実しています。
店内に入りました。今回予め同行者が予約してくれていたのですが、列ができていたので、予約してほんと良かったです。こちらはメニュー表の扉です。
そして、お食事メニュー。これは平日限定のサービスランチですね。
今回狙っていたのはこちら。富山在住の方に「魚津へ行く」と伝えたら「ばい飯食べた?」と聞かれたほど、魚津=ばい飯、みたいです。越中ばい貝有名ですものね。
こちらには、ゲンゲ(げんげ)が。昔は下の下でゲンゲと呼ばれいた深海魚で、今や幻魚と書いてゲンゲと呼ばれるようになったお魚です。調理済みしか見ていないのですが、調理前段階ではかなりヌメリのあるお魚なのだそう。このお魚が美味しんぼに出ています。
で、やってきましたばい飯です。今回はばい貝食べ尽くし膳をオーダーしています。
蓋を開けた図。いやー、絶対美味しいよね、キミ。
ばい飯をアップでどうぞ。ばい貝の歯ごたえ、甘みが堪らない。
取り分けた図。想像以上にばい貝多くって最高です。
吸物もついていました。すっきりしていて美味しかった!
そして、ばい肝。こってり感が日本酒に合いそうな味だった!
そして、お刺身。この歯ごたえ堪らないよなぁ。
そしてゲンゲの竜田揚げがやってきます。
あんまり変わらないですが、別角度で。他で食べたことのない、フワトロ食感の白身魚で、ゲンゲ使ったら世界一美味いフィッシュバーガー作れるのでは?と思った。他にない唯一無二の味でした。
追加でもう1品は、ホタルイカの沖漬け。これも完全に日本酒用の味だよなぁw。
海風亭さんには行く前から、ゲンゲとばい飯を食べるぞ!という強い意志があったので、途中他にも目移りしつつも、なんとか初志貫徹できましたw。
ゲンゲはあまりに美味しかったので、別のお店でも食べたのですが、処理が難しい魚のようで、臭みが出ていて、海風亭さんのとは残念ながら別物でした。美味しいゲンゲ食べるなら、絶対海風亭さんだと思います!
———-日本料理 海風亭 基本情報———-
〇創業年 1908年創業 / 明治41年創業
〇営業時間
・ランチ/11:30~14:00
・夜/17:00~21:00
※日曜日 定休日
〇住所
富山県魚津市釈迦堂1-13-5
(公式サイト)⇒ 日本料理 海風亭|海の見えるホテル 美浪館【公式サイト】
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