紀の國屋本店で、石松まんじゅうを食べる / 香川 仲多度郡琴平町 1882年創業 (明治15年)

香川県中部~中南部(中讃地域)の仲多度(なかたど)郡は、琴平(ことひら)町・多度津(たどつ)町・まんのう町の3町が属しています。琴平町は1890年(明治23年)に那賀郡琴平村(旧・金毘羅村)から旧町となり、1955年(昭和30年)に榎井村との合併で発足の現町が1957年(昭和32年)に満濃町一部を、1958年(昭和33年)に象郷村大半を編入して現町域となりました。古くから“讃岐の金毘羅(こんぴら)さん”の通称で知られる象頭山(ぞうずさん)中腹に鎮座する金刀比羅宮(ことひらぐう)の鳥居前町として発展してきました。鳴子・一刀彫り・こんぴらにんにく・銘菓(加美代飴・灸まん・こんぴら饅頭・こんぴら歌舞伎銘菓 釣女・舟々せんべい等)・清酒・讃岐うどん等が特産品・名物・郷土食です。郡内には飲食店・和菓子店・醸造所(味噌・醤油・清酒)・温泉旅館など老舗が多数残っています。

1882年創業、こんぴら参道52段目に店を構える 紀の屋本店

琴平駅から徒歩13分ほど、こんぴら参道52段目に店舗を構える 紀の國屋本店。1882年(明治15年)に創業された和菓子店です。紀の國屋本店さんには、石松まんじゅうという銘菓があります。幕末の侠客・清水次郎長の子分であった森の石松が、次郎長親分に代わり金毘羅宮に刀を納めに来たという逸話が残っており、そこから作られたお菓子となります。

という、紀の國屋本店さんの外観です。
店頭には森の石松と思われる人形も。

店内に入りました。石松まんじゅうが並んでいます。石松まんじゅうは、笠の形を模った、和三盆を使ったお饅頭になります。
もう1つの名物、舟々せんべいです。こちらはこの辺り一帯で販売されています。金毘羅宮は航海の安全を願う海の神様として知られており、そんなところから船をかたどったせんべいも名物となりました。
ということで、石松まんじゅうを購入しました。
少しアップで。笠の形に石松の文字が入っています。

なぜ石松の名がついているまんじゅうがあるのか、そして山の上に舟と名のつくお菓子が沢山売っているのは何故なのか等々、訪問時は疑問が尽きなかったのですが、今回調べて色々解決しました。当たり前ですが、お菓子ってその地域の歴史から作られることが多いですね、と改めて。

——紀の國屋本店 基本情報———-
〇創業年  1882年創業 / 明治15年創業
〇営業時間
・10:00-17:00
※無休
〇住所
香川県仲多度郡琴平町983 こんぴら参道52段目
(公式サイト)⇒ 紀の国屋本店 | こんぴら参道52段目のお土産屋・石松まんじゅう・舟々せんべい

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