日本三名橋の一つ、山口県岩国市にある錦帯橋。世界遺産を目指しているこの名橋は、岩国藩によって1673年に作られました。古くから名所として知られる錦帯橋の近辺には、老舗が何店か残されています。
1858年創業、錦帯橋のたもとで岩国寿司を提供する平清 (ひらせい)
錦帯橋バスセンターから徒歩1分強、錦帯橋の目の前にあるのが平清 (ひらせい)。1858年(安政5年)にお魚屋さんとして岩国で創業されました。当時お城に入ることの出来た数少ないお魚屋さんだったそう。2代目の方の時代に仕出し屋に、3代目の方の時代に今のような割烹スタイルとなり、そして2001年(平成13年)に、現在運営されている錦帯橋のたもとに移られました。
こちらが店舗外観。良い感じに古い看板が設置されています。
お店の外には看板も飾られていました。様々なご膳があり、かなり悩みますね…。
こちらがメニュー。2代目の平野屋清吉さんの名から、今の平清になったとのこと。
メニューの最初のページでさらに詳しい歴史説明。毎回書いてますが、創業ストーリーはご飯を美味しくするスパイスです。
先ほど外でみたメニュー看板と同じものも当然載っています。悩むなぁ…。
今回はじゃのめご膳1,667円を頼みました。岩国名物の蓮根を使ったはさみ揚げと、岩国寿司と、岩国名物の2つを楽しめるのはお得だなぁ、と思いまして。
こちらが岩国寿司です。岩国寿司は押し寿司の一種。起源には諸説ありますが、岩国藩初代藩主の吉川広家が合戦に備えて作らせた保存食という説もあり、実際に殿様寿司とも呼ばれているそうです。地元の方の中には、その形から角寿司と呼ばれる方もいらっしゃいます。
そしてこちらが蓮根のはさみ揚げ。蓮根はこういう揚げ物が一番おいしく食べられると思うのは私だけでしょうか。
平清さんは料理だけでなく、錦帯橋が一望できる絶景スポットとしても知られています。こちら窓越しの撮影ですが、こんな奇麗な風景を見ることも出来ますよ。
平清さんは名物である岩国寿司を食べられることに加えて、錦帯橋の絶景も見れる凄くよいお食事処です。ただ、錦帯橋が見れる窓側は席が埋まりやすいので、予約をされるのか、少しお時間をずらして行かれるのが良いかもしれません。
錦帯橋に行かれた際に伺うべきマストスポットですよ!
———平清 (ひらせい) 基本情報———-
〇創業年 安政5年 / 1858年創業
〇営業時間
11:30~14:00(L.O)
17:00~20:00(L.O)
※火曜日 定休日
〇住所
山口県岩国市岩国1-2-3
(公式サイト)⇒錦帯橋たもと ひらせい[岩国]