三重県庁所在地で伊勢平野中心部の津市。“津”は船舶停泊場・船着き場の意味であり、後の津港(現・津松坂港)が古くは安濃津(あのうつ/あのつ/あののつ)と称した重要な良港であることから地名の由来となりました。かつて藤堂高虎が鰻食を奨励し全国から職人を集めた経緯で今も旧津市域には鰻屋が全国一多く、人口一人当たり鰻消費量も全国一です。特産品として“芸濃ずいき”があり、名古屋飯として知られる“天むす”の発祥地です。“ひつまぶし”・味噌かつ・苺大福にも発祥地を唱える店が市内にあり、近年は“津ぎょうざ”が地元名物となっていて、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が点在しています。
1913年創業、貧しい漁師の平治のお話を元に生まれた 平治煎餅
京口立町のバス停から徒歩1分ほど、津駅から車で7分前後の場所にある 平治煎餅本店。1913年(大正2年)に、伊藤銀太郎氏が津市伊予町にて創業したことが始まりです。現在本店のある津市大門へは1920年(大正9年)に移られています。社名であり代表銘菓である平治煎餅は、津市周辺に伝わる病床の母のために禁漁区で魚を獲った阿漕平治のお話に由来します。平治氏は浜辺に笠を忘れてしまったことで、漁をしていたことが発覚し処分されてしまいます。そんな平治のお話に由来し、笠を模ったお菓子が平治煎餅となります。
という、平治煎餅です。今回は小笠の24枚入りを購入しました。
パッケージ裏側です。平治煎餅の由来が書かれています。約1200年前のお話なのですね。
中身はこんな感じで小分けになっています。
一枚取り出した図です。
もうちょっと角度を変えたほうが見えやすいですかね。笠の形をしています。
別タイミングになりますが、平治煎餅ショコラも購入しました。箱がオシャレ。
取り出した図です。チョコを染み込ませている系です。
全面チョコなのです。めっちゃ美味い。
平治煎餅、子供の頃なんどか食べた記憶はあるのですが、その時は由来まで知らずだったので、今回読んでビックリしました。そんな悲しいお話だったのね…。平治煎餅本舗さんは、本店にはカフェもあるそうなので、次回帰省時に行ってみたいなぁと思っています。
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——-平治煎餅本店 基本情報———-
〇創業年 1913年創業 / 大正2年創業
〇営業時間
・9:00-18:00
※水曜日、1/1、1/2の定休日
〇住所
三重県津市大門20-15
(公式サイト)⇒ 平治煎餅本店