船橋屋の夏限定 かき氷、美味しすぎるよね / 東京 亀戸 1805年創業 (文化2年)

かつては亀の形の島で、亀島(亀ケ島・亀津島)から亀村、亀井戸、亀戸と地名の変遷を辿った江東区亀戸。受験祈願や梅まつり・藤まつり等で賑わう寛文元年(1661年)創祀と伝わる亀戸天神社(東宰府天満宮)・香取神社・亀戸浅間神社等の多くの寺社が存在し、江戸時代には名木・臥龍梅で知られた梅屋敷がありました。今は1丁目から9丁目まで広がる繁華街・商店街・オフィス街・住宅地と多様な町で隣接の墨田区錦糸町と共に都から“錦糸町・亀戸副都心”に指定されており、各所に老舗の飲食店・和菓子店などが点在しています。

1805年創業、江戸甘いもの番付で横綱を獲得した 元祖くず餅で有名な 船橋屋

亀戸駅から徒歩10分ほどの場所、亀戸天神のすぐそばにあるのが 船橋屋本店。1805年(文化2年)に、千葉 船橋出身の初代勘助氏によって創業されたお店です。当時の船橋は小麦の産地であり、勘助氏はその小麦を使ってお餅を作り上げました。その餅が評判となり、いつしか「くず餅」と呼ばれるようになったそう。

という船橋屋さんの本店の外観がこちら。クラシカルな日本の雰囲気があり、かっこよいです。

船橋屋さんといえば”くず餅”なんですけれど、船橋屋さんは夏限定のかき氷も有名なんです。ということで、今回は夏のかき氷をメインにご紹介します。
(店舗限定の抹茶くず餅が最高なんですけど、その話はまた今度で)

ということで、こちらが船橋屋さんのかき氷メニュー。「冷たくてもおなかに優しい」とありますが、かき氷の全メニューに「くず餅乳酸菌」が入っております。1杯に10億個!。数が多すぎて良くわかりませんが、とにかく凄そうw。
私は苺みるくをオーダー。ふわふわに削られた氷に、イチゴで作ったシロップと練乳が付いてきます。 両方掛けた図。甘いのと酸っぱいのと冷たいのとが、一気にやってくる最高のかき氷です。美味しすぎる…。 同行者は甘夏蜜柑をオーダー。果肉入りで豪華!

この夏、本当に暑かったこともあり、沢山のかき氷を食べてきましたが、船橋屋さんのは最高に美味しかったものの一つです。近くにあったらもっと通ったのに!ちなみに本店はかき氷提供が17時まで、と結構早めに閉まるので、お気を付けくださいませ。

ちなみに船橋屋さんといえば、八代目当主である代表取締役社長・渡辺雅司さんの改革でも度々話題に上る老舗です。18年11月のカンブリア宮殿の出演も話題となりましたよね!老舗にありがちな「背中を見て覚えろ」状態をマニュアル化することで、職人教育と人事制度の解決をしたり、既存商品を掘り下げた新商品の開発であったり(今回のかき氷に使われている”くず餅乳酸菌”がまさにそれ)、と様々な改革を行い、人気就職先と名前があがるようにもなっています。老舗というポテンシャルを活かし、次へ進む姿がカッコよいですよね。こういう老舗が増えると、日本はもっと元気になるんだろうなぁ、なんて思います。

———船橋屋 基本情報———-
〇創業年 1805年創業 / 文化2年創業
〇営業時間
・9:00~18:00  (店内飲食は17時まで)
※年中無休
〇住所
東京都江東区亀戸3-2-14
(公式サイト)⇒くず餅 くずもち あんみつ みつ豆の元祖くず餅船橋屋公式サイト

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です