福島家で食べる四代目徳次郎のかき氷と、看板の上生菓子 / 東京 巣鴨 1861年創業 (文久元年)

湿地帯で多数の大きな池に棲む鴨の多くの巣があったから、菅(すが)等の水辺植物が茂る湿地帯で菅茂から等、由来が諸説ある豊島区巣鴨。とげぬき地蔵尊で知られる高岩寺は、1596年(慶長元年)に江戸の湯島で創建、下谷を経て1891年(明治24年)に移転してきました。ソメイヨシノ発祥の地の旧染井村の染井霊園には、高村光雲・高村光太郎と智恵子、本妙寺には遠山金四郎景元、慈眼寺には芥川龍之介・谷崎潤一郎と著名人の墓所も多数あります。「おばあちゃんの原宿」として知られる、門前の旧中山道沿いの巣鴨地蔵通り商店街を中心に老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店など何軒か残っています。

1861年創業、巣鴨の中山道筋に菓子舗及甘味処として創業した 福島家

巣鴨駅から徒歩2分ほどの場所にある和菓子店 福島家。1861年(文久元年)に中仙道道筋に和菓子店を構えられ、150年以上この地で営業されています。
※昔のウェブサイトの記載では1865年(慶応元年)創業とありますが、こちらの記事や、下部に掲載している写真内の和菓子切の袋に文久元年創業(1861年)とありますので、このサイトでは文久元年を主として記載しています。

という福島家さんの外観はこちら。関東大震災、東京大空襲で焼失したため、お店は何度か移転をし、現在の場所に落ち着かれたそうです。

福島家さんといえば上生菓子が有名なのですが、夏場は日光にある四代目徳次郎さんのかき氷も提供されています!四代目徳次郎さんは、天然氷を提供している氷屋さん。現存する5つのうちの1つだそうですよ。

で、出てきたかき氷がこちら。このダイナミックな氷、ちょっと凄い…。

イチゴと練乳をかけた図。豪華な夏だ…。口の中でさっと無くなる氷、本当に美味しい。シーズン中、もう一回食べに行きたいなぁ。

と、かき氷はここまでにして、福島家さんといえば、の上生菓子です。お抹茶とのセットでオーダーしました。

上生菓子はこちら。8月終わりに伺ったので山葡萄のお菓子でした。

色が特に奇麗!流石上生菓子で有名なお菓子屋さんですね。

福島家さん、地元のお客さんと観光客とのバランスが良いお店で、隣で「いつもの」とオーダーしている人がいると思ったら、外国人観光客に対応する外国人の店員さんがいらっしゃたり。お菓子は美味しいし、カワイイから、誰にとってもお気に入りになりやすいお店だ、ということでしょうか。上生菓子とにかく可愛かったので、季節ごとに見たくなっている僕がいます(こうやって常連化していくのか…)。

——- 福島家 基本情報———-
〇創業年 1861年創業 / 文久元年創業
〇営業時間
9:00~19:00
※水曜日 定休日
〇住所
東京都豊島区巣鴨2-1-1 第一福島ビル 2F
(公式サイト)⇒ 福島家

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