墨田区吾妻橋は、隅田川を隔てて台東区浅草地区と結ぶ吾妻橋の東岸一帯。吾妻橋は竹町の渡しと呼ばれた渡し舟場跡に創架され、当初は大川橋と称されていました。橋近くには墨田区役所や金の炎のオブジェで知られるアサヒビール本社が所在する墨田リバーサイド地区があり、橋から北方面は墨堤桜の名所である隅田公園となっています。町には老舗の飲食店・食品店も複数残っていますよ。
1916年創業、モンゴルで出会った酸乳から生まれた カルピス
銀座線浅草駅から徒歩5分、本所吾妻橋駅から徒歩6分ほどの場所、アサヒグループホールディングス内にあるカルピス株式会社。1916年(大正5年)に三島海雲氏が醍醐味合資会社を立ち上げたことで、その歴史が始まります。翌年1917年(大正6年)にラクトー株式会社を設立し、1919年(大正8年)7月7日に日本初の乳酸菌飲料カルピスが発売されます。既に100年以上の歴史がある超ロングセラードリンクです。
カルピスの誕生ストーリーはよく知られているかと思いますが、創業者である三島海雲氏が仕事で内モンゴルに訪問した際に出会った酸っぱい乳=酸乳と出会ったことがきっかけになっています。飲んで胃腸と体の調子が良くなったことから、日本でも提供しようと考え起業に至ります。創業年の1916年に乳酸菌で発酵させた醍醐味を発売、その後には乳酸菌を加えた醍醐素、生きた乳酸菌が入ったラクトーキャラメルと次々と発売するも売り上げは芳しくありませんでした。そして1919年に醍醐素に砂糖を加え発酵させ、カルシウムを添加しカルピスを発売し大ヒットし現在に至ります。
(現在のカルピスはカルシウムは添加されておらず、牛乳由来のカルシウムが入っています)
と、カルピスのことは無限に書けそうですが、そろそろ商品のことに。今回はお中元用のセットを自宅用に買いましたw。
ででーん、4種・6本入りです。最高だな。
4種類を並べてみました。カルピスといえば、一般カルピスの次に出たのはオレンジカルピスなのですが、それは入っていなかった…。あと個人的にはマンゴー好きなのですが、それも入っておらず。飲み切ったらまた買おうw。
で、こちらがカルピスです。水玉模様は1922年のパッケージから使われています。発売日の七夕=天の川=Milky Wayの連想から生まれました。当初は青地に白玉でしたが、1949年から今のスタイルの白地に水玉になっています。
そして白桃リッチ。これも異様に美味しいよね。
実は初めて飲んだ林檎リッチ。フジ&王林が使われています。甘酸っぱさとマッチして美味しい。
ラストはカルピス北海道。通常カルピスの延長上の商品ですが、素材を北海道産にしており、ちょっと濃いめです。何だかお金持ちになった気持ちになれるカルピスですw。
カルピスといえば、「初恋の味」というコピーも有名ですが、こちらも1922年(大正11年)とかなり早い段階から使われています。当時は大論争になったそうですよ。ちょっと刺激的ですものね。
と、上部であまり説明しておりませんが、カルピスは元々独立した企業でしたが、2007年に味の素グループに、そして2012年に味の素グループから離れ、アサヒグループホールディングス入りしています。元々、少子高齢化する中で海外進出等を見据え他企業のグループ入りすることとなったそうです。アメリカではCALPICO = カルピコ (カルピスだとcow piss=カウ ピス、牛のおしっこに聞こえるため)として販売されており、海外でも少しずつ手に入りやすくなっている印象です。この素晴らしい味がもっと世界に広まって欲しいなぁ。
↓楽天だと、選べるセットもありますよ。これで今度、マスカット、巨峰、オレンジ買いますw
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———カルピス 基本情報———-
〇創業年 1916年創業 / 大正5年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
(公式サイト)⇒カラダにピース。「カルピス」