和歌山県庁所在地の和歌山市は、江戸時代は初期が浅野家で、後に御三家の紀州徳川家が治めた紀州藩の城下町です。古くは若山と称されていましたが、1585年(天正13年)に豊臣秀吉の命により豊臣秀長が和歌山城を築城の際に、秀吉が古来の名勝・和歌浦に対する地名として和歌山と命名したとされています。めはり寿司・クエ料理・胡麻豆腐・高野豆腐料理・各種和菓子等の特産品・郷土食品・料理も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が多数残っています。
1890年創業、高野山参拝者向けの旅館から歴史が始まった 紀州料亭 安愚楽
和歌山市駅から徒歩10分強の場所にあるのが、紀州料亭 安愚楽。1890年(明治23年)に、高野山参拝者向けの旅館 九重館旅館として創業され、今は料亭を専業とし営業されています。
こちらが店舗外観。高級感がヒシヒシ伝わる、ちょっと緊張するやつですね。 お店の外に看板がありました。値段が分かると少し落ち着きますね。 安愚楽さんは、和歌山で接待といえば、なお店らしく内装もかなり落ち着いておりました。少し早い時間にお伺いし、自分ひとりだったのでちょっと緊張してしまいました…。
メニューはこんな感じ。コロッケ好きとして2500円するコロッケ膳がかなり気になったのですが、安愚楽さんといえば、の、紀州料亭弁当3000円をオーダー。じゃじゃん、こんな感じです。かなり豪華なお弁当!少しアップの絵で。 こちらは炊き合わせ。出汁が薄っすら香る高級店で出てくるあれです(高級店だからなんですがw)。 俵型のおにぎりに、シソがまぶしてあります。紀州名物ですね!
こちら御作り。イカがプリプリしてて美味い。 こちらおかず系。海老をアラレで揚げたものは、プチプチ感の食感が楽しい。肉・魚・蒲鉾、全部美味い。
お吸い物は浅利とワカメ。あっさりしてる。 そしてモズク。口がさっぱりしますね。
安愚楽さん、高級店だったので少し緊張気味だったのですが、美味しい料理を食べてすっかり落ち着けました。全体的にほんのりした味付けが繊細で、食べすすめていくと笑顔になれます。
今回はお昼の訪問だったのでお弁当となりましたが、夜には名物のクエ鍋が食べられるんです。クエ鍋、食べたことないので本場和歌山の老舗で食べてみたいなぁと思っています。今度はいつ行けるかなぁ。
——- 紀州料亭 安愚楽 本店 基本情報———-
〇創業年 1890年創業 / 明治23年創業
〇営業時間
11:00~22:00
※不定休
〇住所
和歌山県和歌山市雑賀屋町2番地
(公式サイト)⇒ 創業明治23年 紀州料亭 安愚楽 本店