【16/6頃閉店】東京 東大前 呑喜(1887年創業)

2016年6月追記。
ご主人が亡くなり廃業されたとのこと。

不忍池(しのばずのいけ、台東区上野公園)を挟んで忍ケ岡(しのぶがおか、上野山周辺の台地)辺りの向こう側に開ける台地の意味をもつ文京区向丘。大学などの教育機関が多数存在しており、町は東京大学本郷キャンパス(文京区本郷)に隣接しています。かつて夏目漱石が居住していた静かな住宅地区です。

1887年創業、東大前でおでんを提供する 呑喜

冬になると鍋も良いけど、やっぱり”おでん”。
というわけで、都内屈指の”おでん”の老舗。東京都文京区は東大前にある”呑気”へ行ってきました。IMG_9960

こちらは東大前の本郷通りの出口から徒歩数十秒。
寒い季節に駅から出てすぐに辿り着けるのも良いですね。

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呑喜は創業明治20年。都内には他にも老舗おでん屋さんがあるのですが、その中でも呑喜は最古の老舗です。
創業後4代目のご主人がその日のオススメをお皿に見繕ってくれます。
かつての南極観測隊のメンバー達が常連として入り浸っていたお店としても有名。現在でも南極昭和基地には、暖炉と呑気で使われていた鍋が置かれているのだそうです。

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こちら左側は呑喜の名物とも言われる”茶めし”。鶏出汁でシンプルに炊きあげられたご飯ですが、これが超絶品。薄味の炊き込みご飯ですが、対比するように味がシッカリと染み込んだおでんと絶妙なバランスなんです。

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ご飯もビールも進む進む…!2人で訪れたのですが、けっこうな量を食べてしまいました。笑

閉店間際だったこともあり、余計に味が染み込んで箸が止まらず。開店直後にお店に訪れるよりも、時間が遅めの方が味が濃厚になっているようです。でもあまりに遅くなりすぎると品切れになっているメニューもありますのでご注意を。

その地域に住まわれている方々はもちろん、日本の最高学府である東京大学がある故、どうやら研究生の方々や外国人の方々を含む教職員の方々で店内は賑わっておりました。

ノスタルジックな雰囲気と、寒い季節が深まっていく感覚を染み染みと味わわせてくれる素敵な老舗でありました。

ごちそうさまでした。

———-呑喜 基本情報———-
・創業年
・1887年(明治20年)
・営業時間
[月~土]
16:30~21:00
[日・祝]
15:00~20:30
・住所
・東京都文京区向丘1-20-6 ファミール本郷 1F

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