大村大月堂 本店、行橋饅頭を食べる / 福岡 行橋市 1890年創業 (明治23年)

福岡県東部に位置する行橋市は、豊かな自然と歴史に彩られた街です。市名は旧行事村の「行」と旧大橋村の「橋」を合わせて生まれ、江戸時代に中津街道の宿場町として栄えました。1954年(昭和29年)には行橋町と周辺8村の合併で市制施行し、現在は京築地域の中核都市となっています。温暖な気候に恵まれ、農業では梨・桃・イチジクなど特産果物の栽培が盛んで、特にイチジクはジャムにも加工される名産品です。周防灘に面するため漁業も盛んで、シャコやワタリガニ、豊前海一粒カキといった海の幸に恵まれています。市内には1300年以上前の古代山城・御所ヶ谷神籠石をはじめとする貴重な歴史遺産が残っています。史と産業が調和し、自然の恵みにあふれる行橋市は、住む人にも訪れる人にも魅力的な都市です。

1890年創業、行橋市誕生記念に行橋饅頭を開発した 大村大月堂 本店 (おおむらだいげつどう)

JR行橋駅から徒歩10分ほど、東九州道 行橋IC から車で12分前後の場所にある 大村大月堂 本店。1890年(明治23年)に創業した和菓子店です。保存料・防腐剤を使わない昔ながらのお菓子作りを守られています。行橋は1954年に新しく市制施行をしているのですが、その時に記念して生まれたのが行橋饅頭です。今も大村大月堂 本店さんの代表銘菓となっています。

という、大村大月堂 本店さんの外観です。歴史を感じる作りですね。
こちらは正面から撮った写真です。

店内に入りました。暖簾的なものに創業明治23年とばっちり描かれていますね。そう、老舗店の皆様には創業年をバーンと出して欲しいと思っている派閥です。
ということで行橋饅頭を購入しました。上述した行橋市爆誕と共に生まれたお菓子ですね。このパッケージは今井祇園行事の山笠(山車)かな。高さ10メートルを超える巨大さと聞いているのでそうな気がします。 パッケージ裏側です。白餡・砂糖・小麦粉・卵・液糖・バター・膨張剤・食塩が原材料となっています。
こんな感じのお饅頭です。白餡入りの焼き菓子です。バターの香りが芳醇で真っ当に美味しい感じ。ちゃんと作られている感が素晴らしい。

この行橋饅頭一時期販売されていなかったようで、2022年に書かれた「行橋市観光ポータル」のページには「行橋饅頭が5年ぶりに復活」とありました。私は25年9月に訪問しているので、復活してから少なくとも3年は継続販売されている感じですね。とても美味しいので、このまま行橋名物として作り続けて欲しいなぁ。

——- 大村大月堂 本店 基本情報———-
〇創業年 1890年創業 (明治23年)
〇営業時間
・9:00 – 18:00
※日曜日 定休日
〇住所
福岡県行橋市大橋3丁目11−20
(食べログ) ⇒ 大村大月堂 本店 (オオムラダイゲツドウ) – 行橋/和菓子 | 食べログ

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