日本最古のコーヒー店・放香堂珈琲の明治復刻コーヒー・麟太郎 / 兵庫 神戸市中央区 天保年間創業 (1830年~1843年) 

神戸の地名は、現在の三宮・元町周辺が古くから生田神社の神封戸(じんふこ、租税・課役等の神社奉仕住民)集落“神戸(かんべ)”だったことに由来。中央区は、1980年(昭和55年)に葺合区(ふきあいく)とフラワーロード以西の生田区(いくたく)とが合併して生まれた神戸都市圏の中心部です。三宮・元町・トアロード・異人館が並ぶ北野町山本通・旧居留地・南京町・メリケンパーク・神戸ハーバーランド・ポートアイランド・六甲山地の布引の滝・生田神社・楠木正成を祀る湊川神社等の繁華街・観光名所が連なり、老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が何軒も残っています。

天保年間創業、日本最古のコーヒー店 放香堂珈琲

元町駅から徒歩2分ほど、三宮神社前のバス停から徒歩7分ほどの場所にある 放香堂珈琲。天保年間 (1830年~1843年)に、山城の国 東和束村(現・京都府相楽郡和束町太字原山)に自家茶園を立ち上げ、全国一円に卸売りを行ったことが始まりです。コーヒーとの関わりは1867年(慶応3年)からで、神戸港の開港と共に諸外国とのお茶の輸出入に関わると共に、コーヒーの輸入を手がけられます。1878年(明治11年)には、日本初のコーヒーが飲める喫茶店第一号をオープンし、当時の讀賣新聞に「珈琲販売および店頭にて喫茶ご自由」の広告を掲載されたそうです。

という、放香堂さんの外観です。こちらは友人が撮影したものです。

今回は放香堂さんの看板商品である、インド産アラビカブレンドをハイロースト・中深煎りにした麟太郎を購入しました。専用の石臼で挽いている、明治復刻コーヒーなのです。

パッケージ裏側です。いやぁ、期待値上がるなぁ。

まずは豆の姿で1枚。豆が美しいですね。

コーヒー淹れました。酸味が少なくクリアな苦味を感じられて最高に美味い。この珈琲豆、好きだなぁ。

せっかくなので、水出しも購入しました。コールドブリューってやつですね。

こちらはインドネシア・コロンビア・ブラジルのブレンドです。800cc-1000ccの水にいれ8時間冷蔵庫抽出です。こちらもスッキリした苦味が美味しかった!

コーヒーはわりと好きなんですが、日本最古のコーヒー店が神戸にあること全く知りませんでした。教えてくれたお友達に感謝です。家でのコーヒーは、手入れや洗浄が面倒で避けがちだったのですが、麟太郎があまりに美味しかったので、家コーヒー習慣も復活しました。美味しい食べ物・飲み物は習慣を変えてくれますねw。

———放香堂珈琲(コーヒー) 基本情報———-
〇創業年 天保年間創業 (1830年~1843年)
〇営業時間
・9:00-21:30
※水曜日 定休日
〇住所
兵庫県神戸市中央区元町通3-10-6
(公式サイト)⇒ 放香堂珈琲(コーヒー)|神戸元町

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