江戸時代の九層の階段が明治以降に廃され、昭和初期に急勾配が緩和された九段坂に由来する、千代田区九段地区。明治維新以後に現在の千代田区九段北に創建された東京招魂社(後の靖国神社)への参拝者で栄え、現在の千代田区九段南は東京屈指の花街や多くの商店などで山の手有数の繁華街として賑わっていました。九段南には桜の名所である千鳥ヶ淵緑道が続き、東京メトロ及び都営地下鉄の九段下駅周辺には千代田区役所などの官民のオフィスビルや商店が建ち並び、その中に老舗の飲食店や和菓子店なども残っています。
1933年創業、親子2代連続で”現代の名工”に選ばれた職人の店 洋菓子ゴンドラ
九段下駅から徒歩9分ほど、JR市ヶ谷駅から徒歩10分ほど、靖国神社の向かいに店舗を構える 洋菓子ゴンドラ。1933年(昭和8年)、神田淡路町の凮月堂で修業をした細内善次郎氏が、まだ洋菓子が一般的でなかった時代に創業した洋菓子店です。2代目・細内進氏は、海外旅行が自由化前から菓子技術を学ぶたびに留学をした人物です。初代・細内善次郎氏、2代目・細内進氏は共に”現代の名工”に選ばれた、日本を代表をする洋菓子職人となります。現在は3代目・細内滋之氏にその味作りが引き継がれています。
という、洋菓子ゴンドラさんの外観です。看板の「ゴンドラ」のフォントがめちゃくちゃ可愛い。
店頭には取り上げられた雑誌記事が掲載されていました。

店内に入りました。こちら側は生菓子ですね。ショートケーキ、美味しそうだなぁ。

こちらは焼き菓子系ですね。ゴンドラさんといえば、焼き菓子の方が有名だと思います。
特にこのパウンドケーキですね。このパウンドケーキが、初代・2代目のお二人が現代の名工に選ばれたきっかけの商品です。昭和30年代に、この丸缶の形で焼く形になったそうですよ。
店内にも掲載記事が。やっぱりパウンドケーキなのです。

ということで買ってきました。昔ながらの上品な包装紙に包まれています。冷蔵保存を推奨する紙も挟み込まれています。
包装紙を取ると紙の箱が出てきます。この箱もシンプルだけど質が良い素敵デザインです。
蓋を取ると見慣れた丸い缶が出てきます。あぁ、またあれが食べられるのね。
蓋を取ります。あのパウンドケーキがお目見えします。
上のビニールを外し取り出しました。
切り分けた図です。上品でじんわり甘いこのケーキ、とてもクラシカルで本当に美味しいです。良いものを食べているんだ、という高揚感に包まれますね。ほんと大好き。
告知物も入っていたのでそちらもご紹介です。このパウンドケーキの絵、めちゃくちゃ可愛いですね。
そしてここからは商品紹介。パウンドケーキは本場ヨーロッパの伝統を守り続ける味なのです。創業当時からの味わいです。ちなみに姉妹品として、オレンジケーキ、ショコラ・ゴンドールもあります。そっちも食べたい。
そして季節のケーキと季節のゼリー。どちらも食べたことないので食べてみたい。
そして桜のゼリーとガトー・ショコラ。絶対美味しいに違いない。

そして三宅菊子氏のエッセイも入っていました。これ読むとすぐ買いたくなっちゃう。

洋菓子ゴンドラさんのパウンドケーキは頂き物として食べたことはありますが、自分で買うのは今回が初めて。食べるのは久々でしたが、本当に上品で繊細なお仕事ぶりに感動しました。美味しくてとても丁寧な味。このパウンドケーキは定期的に食べないとだな(とはいえ、ケーキも食べたい)。
——-洋菓子ゴンドラ 基本情報———-
〇創業年 1933年創業 (昭和8年)
〇営業時間
・9:30 – 18:30
※日曜日 定休日
〇住所
東京都千代田区九段南3丁目7−8
(公式サイト) ⇒ 洋菓子ゴンドラ公式ホームページ
