大阪本家駿河屋、小形羊羹は可愛くて美味しい / 大阪 大阪市北区 1837年創業 (天保8年)

大阪市役所が所在する大阪市北区は、北は淀川・東は大川・南は土佐堀川と三方を河川に囲まれ西は福島区に隣接しています。江戸時代は米取引の堂島などの商業地や寺町の天満が市街地で、曽根崎新地・西天満の北側は低湿地を埋めた水田地帯が由来の梅田や菜の花畑見物の茶屋が並ぶ茶屋町などでした。明治以降は国の造幣局が置かれて金属工業が栄え蔵屋敷跡の中之島に役所・学校などが設置され、昭和初期には中之島・堂島にオフィスビルが建ち並び、JR大阪駅・私鉄各社の梅田駅が立地する大鉄道ターミナル・梅田には私鉄系百貨店が開設され、周辺はキタの繁華街として賑わってきました。梅田地区が近年は超高層ビル街となった一方で、天満には日本一長い庶民的な天神橋筋商店街もあります。この地区にも老舗の飲食店・和菓子店などが残っています。

1837年創業、大阪城へ御用菓子を納めた羊羹の名門店 大阪本家駿河屋 (おおさかほんけするがや)

南森町のバス停から徒歩3分ほど、地下鉄・南森町駅の5番出口から徒歩3分ほどの場所にある 、2021年オープン 大阪本家駿河屋の旗艦店・駿 surugaya (南森町本店)。そのルーツは1461年(寛正2年)、岡本善右衛門氏が京都伏見で鶴屋として創業し、1665年に駿河屋へ改名した羊羹の元祖店として知られるに店舗にあります(このルーツ店は紀州徳川家の祖・徳川頼宣氏に随行し、現在は和歌山市に店舗を構える”総本家駿河屋善右衛門”となります)。その後1837年(天保8年)に大阪店を開き、大阪城内へ御用菓子を納入された実績を持ちます。1951年に株式会社化されています。
※羊羹元祖については諸説あります。

という駿河屋さんは、伝統の羊羹を核にしながら次の100年に向けて再編集し、2021年に新ブランド・駿 surugayaを立ち上げています。その店舗の外観がこちらです。暖簾が水玉でカワイイ。

店舗の壁に飾られていた駿 surugayaのロゴ。めちゃくちゃカッコ良い。

店舗中央に昔の木型等をディスプレイし、その奥のカウンターで商品を販売されています。
夏訪問だったので、瑞 zuiという凍らせて食べる葛を使った棹菓子を販売されていました。味見しましたけど、これめっちゃ美味しかったです。
そして、小形羊羹のシリーズです。2025年夏の訪問時は、煉羊羹・ストロベリー紅茶・アップルシナモン・瀬戸田レモン・栗・焦がしキャラメル・黒糖珈琲・抹茶ピスタチオ・メロンヴァンムスー・紫芋バター・ラムネ・夜の梅の12種類がラインナップされていました。 もう少し正面から。好きなフレーバーを1個単位で購入できますよ。
ということで、6つ入りの箱に入れて買ってきました。
蓋を取るとこんな感じ。since1589と書いてあるのは、1589年に4代目善右衛門氏煉羊羹を創案し「伏見羊羹」として発売したとされます。そこを起点にしているということですね。この羊羹は豊臣秀吉に献上したとも言われています。
で、今回は左から夜の梅・抹茶ピスタチオ・焦がしキャラメル・ラムネ・紫芋バター・煉羊羹の6つを購入しました。これがおすすめセットということではなく、私が食べたいものをオリジナルでチョイスした形です。
裏側を見るとわかりやすかもですね。夏購入なので賞味期限が半年から1年って感じのが多いのかな。
まずは、紫芋バターから。
色味は若干紫がかっています。芋の味とバターの香りが最高に良い。
そして抹茶ピスタチオ。緑色してますね。どちらかというと抹茶優勢の味です。

こんなパンフレットが入っていました。羊羹を日本で最初に作ったとありますね。

駿 surugayaは、見せ方・味わいどちらからも「羊羹の次の世代へ」を十分に感じさせる新しさに溢れたお店でした。とはいえ、裏側には裏打ちされた技術と歴史があるからこそ成り立つ味わいが実現されていて、とても楽しい経験になりました。もっと色々食べ比べたいなぁ。

——- 大阪本家駿河屋 基本情報———-
〇創業年 1837年創業 (天保8年)
・10:00 – 18:00 (土曜・日曜は17:00まで)
※定休日なし
〇住所
大阪府大阪市北区紅梅町2−17
(公式サイト) ⇒ 大阪で羊羹、手土産、お菓子なら大阪本家駿河屋

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