笹巻けぬきすし総本店、東京最古の寿司店を楽しむ / 東京 千代田区神田小川町 1702年創業 (元禄15年)

江戸時代初期に、鷹匠(鷹狩の鷹の飼育・訓練者)が住んでいた元鷹匠町から付近の小川や池に因んで小川町と改称された、武家屋敷町があった千代田区神田小川町(おがわまち)。明治からは和洋料理屋・娯楽施設などが賑わい、近隣の駿河台地区に連なって各種の学校などが建ち並び学生街として栄えてきました。出版書籍関係企業も多く、また昭和中期からはスポーツ用品店が軒を連ねています。平成中期以降は周辺を含めて多数のカレー料理店が集積してきましたが、ビルや商店が立ち並ぶ中に老舗の飲食店も残っています。

1702年創業、江戸三鮨唯一の現存店舗 笹巻けぬきすし総本店 (ささまきけぬきすしそうほんてん)

小川町駅から徒歩3分ほど、淡路町・新御茶ノ水から徒歩5分ほどの場所にある 笹巻けぬきすし総本店。1702年(元禄15年)、初代・松崎喜右衛門氏が人形町・竈河岸にて創業しました。江戸期より江戸三鮨の1つとしてその名が知られ、大名等への進物品として使われていました。笹巻けぬきすしという名称ですが諸説ありのため確定したものはないのですが、魚の骨を「毛抜き」を使って丁寧に抜いたや、色気抜きで食欲をそそるほど美味しいから「色気抜き」と呼ばれ後に「色」が外れて「毛抜き」の文字が当てられた等と言われています。
江戸三鮨とは、今回ご紹介の笹巻けぬきすし総本店、握り寿司の開祖とされる与兵衛鮨、同じく開祖として知られる松が鮨の3店となり、現存しているのは笹巻けぬきすし総本店のみとなります。
※ただし、与兵衛鮨であれば「人形町・㐂寿司」、「日本橋・吉野鮨本店」、「浅草・弁天山美家古寿司」が、松が鮨であれば「七尾・松乃鮨」と流れを汲むお店は現存しています。

という、笹巻けぬきすし総本店です。ビル群に囲まれた一角に突如現れます。 店頭のショーケースを見ると、笹巻けぬきすしとがどんな食べ物か少しわかります。名前の通り笹に巻かれているお寿司なのです。
店内に入りました。お持ち帰り・イートインどちらも可能です。

オーダー受付する場所の上部には、こんな絵が。この辺りが読み解けるぐらいの教養が欲しい。 けぬきすしの由来記も飾られていました。これもちゃんと読み解きたいよね。

こちらが訪問時のメニュー表です。3ヶ・5ヶ・7ヶから選ぶことができます。平日限定で、どんぶりランチもありました。
今回は7ヶをチョイス。せっかく来たので、たくさん食べたくなりまして。
笹巻けぬきすしは、こんな感じで笹に包まれているのです。これを開けて食べます。
まずは光物殻。お酢の〆具合が程よくて最高です。
そしておぼろ。甘めの仕上げが酢飯によく合う。
そして海老。茹で具合のタイミングなのか、もきゅっと柔らかくて美味しい。
そして白身。これも酢〆だったと思いますが、ほんと美味しかった!
そして海苔です。これは2個入りでした。干瓢ファンの俺歓喜な味わい。

もう1つの海苔は別角度からどうぞ。
最後に卵で。一つ一つが完成していて、永遠に食べていられそうでした。

ちなみに、ポテサラと汁物もついてます。ポテサラも美味しかった〜。

ここからは2017年訪問時のお料理写真をご紹介。

この時はどんぶりセットをオーダーしています。
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笹が今のと少し違いますね。中身は卵と海苔(干瓢)でした。
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老舗が好きだと話した時によく返ってくるリアクションの1つが「敷居が高そう」です。そう、確かに敷居が高いお店もあるんです。が、多くの場合「高そう」なだけで、実際高くはありません。笹巻けぬきすしさんは後者の方で、しかもお値段もお手頃です。300年以上前から存在している貴重なこのお寿司、気になる方はぜひ体感しに行って欲しいです。大好きなので著書「日本老舗食等大全」でもご紹介させてもらっております。

———笹巻けぬきすし総本店 基本情報———-
〇創業年 1702年創業 (元禄15年)
〇営業時間
・10:00 – 18:30 (土曜日は17:00まで)
※日曜日 定休日
〇住所
東京都千代田区神田小川町2丁目12 宇田川ビル
(食べログ) ⇒ 笹巻けぬきすし総本店 (ささまきけぬきすしそうほんてん) – 小川町/寿司 | 食べログ

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