湖月堂、沢庵饅頭 & 権兵衛餅を買う / 兵庫 豊岡市 1925年創業 (大正14年)

兵庫県の北部、但馬(たじま)地方の中心に位置する豊岡市は、北は日本海に面し、中央部には円山川が育む豊かな盆地が広がる、自然の恵みあふれるまちです。『古事記』や『日本書紀』にもその地名が記されるほど歴史は古く、奈良・平安時代には但馬国の中心地として栄えました。「豊岡」という地名は、文字通り「豊かな岡」となるよう願いを込めて名付けられたとされています。明治維新後には一時「豊岡県」の県庁所在地となりましたが、後に兵庫県に編入されました。観光名所も非常に多彩で、開湯1300年の歴史を持ち、志賀直哉ら多くの文人墨客に愛された「城崎(きのさき)温泉」や、「但馬の小京都」と呼ばれる出石(いずし)の城下町が人気を集めています。名物の「出石皿そば」や冬の「松葉ガニ」、但馬牛などの美食も魅力です。

1925年創業、出石の銘菓・権兵衛餅を守り続ける 湖月堂 (こげつどう)

出石のバス停から徒歩5分ほど、沢庵寺口のバス停から徒歩2分ほどの場所、出石の中心エリア・出石町田結庄に店舗を構える 湖月堂。1925年(大正14年)に創業した和菓子店です。出石らしいお菓子作りと新しいチャレンジをされてきた老舗店で、出石で初めてアイスキャンディーを製造した店舗となります。代表銘菓は仙石権兵衛秀久の名にちなむ権兵衛餅で、長きにわたって出石の土産物として定着しています。辰鼓楼のすぐそばに構える内堀店は、出石皿そばを提供する飲食店で、土産も購入できる出石を一度に体験できる店舗となっています。

という、湖月堂の本店に伺いました。城下町の街並みが残る道沿いにあります。風景に溶け込んでいて、とても良い。
看板も素敵ですね。木の姿がそのまま使われているのがとても良い。
入り口には100周年の張り紙がありました。25年訪問なので、ちょうど100周年イヤーだったのです。 店内に入りました。名物の権兵衛餅が一番右側にあります。これを買いに来たのです。
店内には昔の写真が複数飾られていました。こちらは昭和20年ごろ。喫茶店運営もされていたそうなので、その店舗かな。
そして昭和25年頃。服装から復興しつつある姿が垣間見えますね。
そして昭和4年の織り込み。すでにこの時には権兵衛餅の販売が確認できますね。
さらに大正時代の広告まで。こういうのを残してあるのが素晴らしいですね。
100周年の挨拶文も。 そして年表です。戦時下には大豆コーヒーを出していたとあります。ある意味飲んでみたい。
で、今回は沢庵饅頭と権兵衛餅を2種買ってきました。 まずは沢庵饅頭から。なんで沢庵の名が?と思ったら沢庵和尚って出石出身なのですね。近くにある沢庵寺は沢庵和尚が再興したお寺とのこと。
中身はこんな感じです。あんこの周りに小麦と思われるもので焼いたそぼろが乗っています。見た目がユニーク。
そして、沢庵饅頭です。 沢庵饅頭は”よもぎ”と”白餅”の2種類があります。お餅部分がふわもちで、上品な口当たりで美味しかったです。
和菓子店の時に良く書くことですが、和菓子店は商品名を地元の歴史や地名から取ることが多く、結果その土地を知る入り口になります。今回湖月堂さんに訪問するまで沢庵和尚が出石出身なのは知らなかったし、仙石秀久が仙石権兵衛秀久で、出石の初代藩主であることも知りませんでした。また勉強したいことが増えました。

店舗情報

店舗名:湖月堂 本店

創業年:1925年創業 (大正14年)

営業時間:8:00 - 18:00

定休日:水曜日

住所:兵庫県豊岡市出石町田結庄34−1 [地図を見る]

公式サイト:有限会社湖月堂

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