忍者の携帯食とも言われる宮崎屋の養肝漬 / 三重 伊賀市 1865年創業 (慶応元年)

三重県北西部の伊賀市は、2004年(平成16年)に上野市と阿山郡伊賀町等の2町3村とが合併して発足し、中心地区である旧上野市の市街地は江戸時代の藤堂高虎築城以来の伊賀上野藩の城下町として栄えました。地名由来は、伊賀には“いか(険しい山)”説・“いかる(恐ろしい)”説・山栗の“いが”説・古代の統治者だった安我津媛(いがつひめ、伊賀津姫)説等諸説あります。米(伊賀米)・小麦生産が盛んで、伝統の組紐や伊賀牛・伊賀豚・美旗メロン・白鳳梨(幸水)・葡萄(伊賀乙女等)・清酒・鉄砲漬(養肝漬・伊賀越漬等)・和菓子(おかゆ大福・手裏剣かたやき等)・田楽等の特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが多数点在しています。

1865年創業、伊賀上野藩主藤堂高虎が陣中に食料として常備した養肝漬を製造・販売する 宮崎屋

上野市駅から徒歩6分ほどの場所にある 宮崎屋。1865年(慶応元年)に、創業された養肝漬(ようかんづけ)を製造するお漬物の専門店です。養肝漬とは鉄砲に火薬を詰めるように、野菜の中に詰め物をして作る鉄砲漬けの一種となり、伊賀白瓜の中にしそ・生姜・大根・胡瓜等を細かく刻んで、1年以上漬け込んだものとなります。古くは伊賀上野藩主・藤堂高虎も陣中に食料として常備していたとされ、武士の肝っ玉を養う漬物=養肝漬と名付けられたそうです。忍者の携帯食でもあったとも言われているそうです。

という養肝漬です。今回は1年漬けの新味をお取り寄せしました。新味が1年熟成、昔味が2年熟成と呼ばれるそうです。
もう少しアップでどうぞ。 パッケージ裏側です。そのまま食べるだけでなく、チャーハンやおむすび、お茶漬け、タルタルソースの材料に使っても良いそうですよ。
こちら原材料の箇所。瓜、大根、生姜、しそ、しその実とたくさんの食材が使われています。 こちら切り分けた図です。瓜の中に沢山の野菜が入っております。

養肝漬は瓜部分はちょっとしょっぱ目のお漬物ですが、中身は割と福神漬けに近しい感じで、漬物やや苦手な私にとっても美味しかったです。レシピにあったようなタルタルソースの原料にはかなり向いていそう!名前が強いインパクトがあるので、漬物苦手な私でも大丈夫かな?と思ったのですが、とっても美味しく頂けました!

——-宮崎屋 基本情報———-
〇創業年 1865年創業 / 慶応元年創業
〇営業時間
・9:00-18:00 (12/31のみ正午まで)
※毎月第2第3木曜日(8月、12月を除く)、1/1 定休日
〇住所
三重県伊賀市上野中町3017
(公式サイト)⇒ 養肝漬 宮崎屋

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