柳屋本店、吟撰 ほたて佃煮を買う / 静岡 焼津市 1868年創業 (明治元年)

静岡県中部で志太平野(大井川扇状地)北東の駿河湾に沿う焼津(やいづ)市は、江戸時代から鰹漁が盛んで漁業水揚額では全国一位の遠洋漁業基地である焼津漁港(焼津港・小川港)を擁する全国有数の水産都市で、焼津さかなセンターで知られ、静岡市のベッドタウンでもあります。地名は古事記・日本書紀に登場し、日本武尊(やまとたけるのみこと)東征時の賊衆襲撃に際し草薙剣(くさなぎのつるぎ、天叢雲剣、三種神器の一つで熱田神宮神体)で葦を薙ぎ倒し火を放ったとの神話が由来とされていて、江戸時代は田中藩領でした。海産魚介類(鰹・鮪・鯖・鯵・海老・しらす・桜海老等)・鰻・鰹節・黒はんぺん・苺・梨・胡瓜・トマト・薔薇・清酒等の特産品や焼津おでん・バリ勝男クン等の名物があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが数多く点在しています。

1868年創業、焼津の伝説的な鰹節職人をルーツに持つ 柳屋本店

静岡県中部看護専門学校のバス停から徒歩9分ほど、焼津駅から車で8分前後程度の場所にある 柳屋本店。1868年(明治元年)、村松善八氏が鰹節を製造する村松善八章店を立ち上げたことが創業です。善八氏は日本で初めて品質規格を統一した「焼津鰹節標準型」を完成させた人物としても知られる鰹節名人として知られる人物です。マルハチ村松さんと同じルーツを持つ会社となりますが、マルハチさんの鰹節業を継承する形で1949年(昭和24年)に設立されたのが富士丸八株式会社柳屋商店で、1959年(昭和34年)に現在の社名・柳屋本店へと社名変更されています。

という、柳屋本店さんの吟撰 ほたて佃煮を購入しました。

パッケージ裏側です。原材料は国産のほたて・砂糖・醤油・生姜のみ。非常にシンプルな構成です。

取り出した図。身がほぐれててめっちゃ美味しい。

今回は佃煮を購入しましたが、柳屋本店さんは幅広い商品をお持ちで、カフェ運営も行われています。カフェでは「削りたてかつお節のTKGセット」という日本人なら誰でも好きになりそうなメニューも出しており、早く行ってみたいなぁと思っています。26年度ぐらいに行けると良いなぁ。

———柳屋本店 基本情報———-
〇創業年 1868年創業 / 明治元年創業
〇営業時間
・8:30 – 17:30
※月曜日 定休日
〇住所
静岡県焼津市東小川2丁目1−10
(公式サイト)⇒柳屋本店

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です