若林屋総本家、苫屋の里・きな粉餅 峠の餅が美味しかった / 富山 小矢部市 享保年間創業 (1716-36年)

富山県西部の小矢部(おやべ)市は、かつては越中国礪波郡に属し、江戸時代には加賀藩領で、石動(いするぎ)地区が今石動城の城下町として、また北陸街道の宿場町として栄えました。旧加賀国に接する西端の倶利伽羅峠(くりからとうげ)は源平合戦での源義仲(木曾義仲)軍と平維盛軍との戦いで知られています。1976~1992年(昭和51~平成4年)にかけて、主に欧州有名建築物を模した保育所・小学校・中学校・公民館等が市内に35か所建設され“メルヘンの街”として知られコスプレ撮影背景地として人気でしたが、老朽化・市の財政事情等により徐々に解体されつつあります。工業都市化も進み、石川県金沢市のベッドタウンでもある市内には老舗の飲食店・和菓子店なども残っています。

享保年間創業、和菓子・洋菓子を製造する 若林屋総本家

石動駅から徒歩10分ほどの場所にある 若林屋総本家。享保年間創業 (1716-36年)に創業された和菓子店です。ウェブサイトがなく、細かな歴史がわからないのですが、伝統技術をベースにして和菓子だけでなく、洋菓子も作られています。天皇皇后両陛下、皇太子ご夫妻が召し上がられたお菓子も作られたそうですよ。

という若林屋総本家さんの外観です。屋根部分の三角パートが大きいのが印象的でした。 店内に入りました。ディスプレイには、かなり沢山のお菓子が並んでいます。

寄り目でどうぞ。

さらに裏側にもあるお菓子の数々。

洋菓子も作られていますよ。
名物は苫屋の里(とまやのさと)。栗と砂糖だけでつくった、岐阜・中津川でいう栗きんとんタイプのお菓子です。 ということで、苫屋の里を購入しました。1つ308円なので、ちょっとした高級菓子ですね。
中身はこんな感じ。このほのかな甘みが堪らないなぁ。
説明紙です。このお菓子を天皇皇后両陛下が食べたのですね。

ここからは2022年の地域ものがたるアンバサダーの9月訪問時に購入したものです。きな粉餅 峠の餅を購入しています。

パッケージ裏側です。きな粉餅3個・黒蜜1個入りになっています。 中身はこんな感じです。きな粉餅に黒蜜をかけて食べます。鉄板ですね!
で、黒蜜をかけた図です。外れのない美味しさで最高ですね。

若林屋総本家さんのお菓子、本当に種類が多くて悩んでしまいます。迷ったら鉄板である苫屋の里をまず買ってみるのが良いかもしれません。間違いなく美味しいので。とはいえ、次行く機会があれば、私は洋菓子を食べてみたい!

———若林屋総本家 基本情報———-
〇創業年 享保年間創業 (1716-36年)
〇営業時間
・8:30〜19:00
※月曜日 定休日
〇住所
富山県小矢部市泉町13−10
(公式Twitter)⇒(株)若林屋総本家

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