魚保で濃い甘ダレで食べる元祖甲州にぎりを食べる / 山梨 甲府市 1910年創業 (明治43年)

山梨県庁所在地の甲府市は、1519年(永正16年)に甲斐国守護大名・武田信虎が現・笛吹市石和町から現・甲府市川田町を経て躑躅ケ崎館(現・甲府市古府中町)に居館を移した際に甲府(甲斐国府中)と命名した地。御岳昇仙峡・湯村温泉・甲府城址(舞鶴城公園)の観光名所や武田氏ゆかりの信玄墓所・武田神社(躑躅ヶ崎館跡)等の多数の寺社・旧跡が点在していて、宝石研磨宝飾・水晶細工・手彫印章・印伝(羊・鹿革)等の伝統工芸産業で知られています。鮑煮貝・鳥もつ煮ほうとう・御岳そば等の郷土食品も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。

1910年創業、山梨で昔から食べられている甘ダレの寿司を守り続ける 魚保(うおやす)

遊亀公園のバス停から徒歩1分ほど、甲府駅から車で7分ほどの場所にある 魚保。1910年(明治43年)に創業された寿司店です。山梨は海無し県にも関わらず千人あたりの寿司屋さんの数が0.3軒と1位(平成26年調査)の寿司大好き県になります。山梨は静岡の海で獲れたお魚が運ばれてくる訳ですが、その過程でひと手間かけて保存させる技術が発達し、江戸時代からお寿司が食べられていたそうです。

と、前置きが長くなりましたが魚保さんの外観です。かなり大きな店舗で、こちらが正面入口。

で、こっちが駐車場近くの入り口になります。

店内に入りました。メニュー表が出てきます。気になるのは一番上の甲州にぎり、というメニュー。自家製甲州たれ付とあります。

メニュー表の表紙でも元祖甲州にぎり押し!ということで、せっかくなので甲州にぎりをオーダーしました。少し大きめのシャリに甘ダレがたっぷり塗ってあります。多少鮮度が落ちた魚でも美味しく食べられるように、という工夫から生まれたそうで、山梨の古いお寿司屋さんではこの食べ方が一般的だったのだとか。

タレは大量に運ばれてきて、自由につけることもできます。
こちらは普通のお寿司。こんだけ美味しそうなネタに囲まれると、海なし県には見えないですねw。

追加でオーダーした穴子。甘めのツメがよく合う…! 荒汁も頼みました。あー、美味しかった…! 甘ダレをたっぷりつけて食べるお寿司は初めてだったのですが、懐かしい味がしました。タレ自体は穴子につけるツメに似た食べ慣れている味ですが、これをトロや光物に付けて食べる発想はなかったので、ちょっと新鮮でした。せっかく山梨に来たなら、こういうお寿司食べてみるのもありなのでは、と個人的に思います。美味しかったですよ。

—— 魚保 基本情報———-
〇創業年  1910年創業 / 明治43年創業
〇営業時間
・11:30 – 13:30
・17:00 – 21:00
※毎週月曜、第1・第3火曜 定休日
〇住所
山梨県甲府市太田町20-6
(公式サイト)⇒ 甲府市太田町の老舗寿司店|すし処 魚保へようこそ

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