卯月堂、そばの華&くるみパイ くれ葉 / 長野 長野市 1872年創業 (明治5年)

長野県北信地方の長野市は県庁所在地であり、周辺観光地への玄関口となっています。地名は長野市一帯の善光寺平(長野盆地)が長い傾斜地で“長野”と称されてきたことが由来です。現県内の飯田から諏訪を経て諏訪大明神のお告げにより642年(皇極天皇元年)に現在地に本尊が遷座したと伝わる善光寺の門前町として古くから栄えてきました。蕎麦・粟・黍・林檎・桃・ネクタリン・プルーン等の特産物や七味唐辛子・おやき・漬物等の名物があり、市内には老舗の飲食店(蕎麦店等)・和菓子店(杏・栗・蕎麦使用菓子等)・食品店が多数残っています。

1872年創業、4月(卯月)に創業した和菓子店 卯月堂 (うげつどう)

県庁前のバス停から徒歩3分ほど、長野駅から徒歩13分ほどの場所にある 卯月堂。1872年(明治5年)の4月に、宇三郎氏が創業した和菓子店です。店名は創業月の卯月 = 4月から来ています。3代目が紅葉狩、4代目がそばの華等、歴代のご主人が時代に合わせたお菓子を開発されています。現在は4代目のご主人・宮島 健氏によって運営されています。

という、卯月堂さんの外観です。看板は中村不折氏とのこと。

店内に入りました。焼き菓子系を中心に沢山の種類が並んでいます。 種類多いと悩んじゃいますね。杏ようかんも美味しそう。
迷った時の必殺技、売れ筋を聞いたところ、最近はそばの華が一番人気だとのこと。ということで、そばの華と、その隣にあったくれ葉を購入しました。
で、買った2つがこちらです。左がくるみパイのくれ葉、右が1番人気の蕎麦を使った和風クッキー・そばの華です。
原材料はこんな感じです。くれ葉はパイシートにくるみ中心、そばの華は小麦粉・マーガリン・卵・牛乳等にそばが入っています。
まずは、そばの華から。
中央に蕎麦の実がトッピングされています。かわいいな。ちょうど良い甘さがクセになる上品なクッキーでした。

中にはこんな台紙も。そばの実を独自の製法にて香ばしく煎ってのせ焼いているのだそう。
そして、くれ葉です。信州戸隠伝説というコピーがカッコ良い。
取り出した図です。パイシートの中に、くるみクッキーを乗せた感じ。間違いのない組み合わせで、めっちゃ美味しい。
こちらにも台紙が。戸隠に伝わる伝説・鬼女紅葉の幼名にちなんで作られたお菓子だそう。
卯月堂さんのお菓子、食べると懐かしい味がするのですが、どちらも「ここでしか食べられない味」も同時にして、創意工夫の高さを感じました。地元食材を使って、ちゃんとお菓子として成り立たせるってすごい技術力だと思います。他のお菓子も食べたくなりました。

——–卯月堂 基本情報———-
〇創業年 1872年創業 (明治5年)
〇営業時間
・8:15 – 17:30(土曜日は9:00 – 17:30)
※日曜・祝日 定休日
〇住所
長野県長野市南県町653-2
(公式サイト) ⇒ 信州銘菓『そばの華』長野市 卯月堂のホームページ

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