手打蕎麦鶴㐂、ゆばそば & かやく飯 / 滋賀 大津市 1716年創業 (享保元年)

滋賀県庁所在地の大津市は、飛鳥時代の667年に天智天皇が近江大津宮に遷都し、奈良時代に瀬田に近江国府が置かれた地。江戸時代は東海道53次の最後の宿場・大津宿、膳所藩城下町の膳所、比叡山門前町・港湾の坂本、湖上交通拠点の堅田などが栄えました。琵琶湖と比叡山とに囲まれた豊かな自然景観は多くの観光客を集めています。大津絵大津算盤等の伝統品や鮒・蜆・湖魚加工食品等の伝統食材も豊富で、膳所茶は黒船来航のペリーに賞賛され後に対米輸出品第1号となりました。市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く残っています。

1715年創業、延暦寺の賄い方が立ち上げた蕎麦店 手打蕎麦鶴㐂 (本家鶴喜そば)

比叡山坂本駅から徒歩14分ほど、大津駅から車で20分前後の場所にある 手打蕎麦鶴㐂 (つるき)。1715年(享保元年)に、延暦寺の賄い方であった僧侶・鶴屋喜八氏が遠方からの旅人に蕎麦を振る舞ったことが始まりです。鶴㐂さんのあるエリアは比叡山延暦寺の門前町であった、とても雰囲気のあるエリアです。鶴㐂さんの建物は1887年築で国の登録有形文化財となっています。

という手打蕎麦鶴㐂さんの外観です。12時半過ぎについたのですが、物凄い行列でした。地元の方、旅行者の方、どちらも沢山いて、愛されているお店であることが伝わってきました。看板と暖簾をアップでどうぞ。2Fもめっちゃカッコ良いなぁ。
2Fをアップでどうぞ。東宮殿下お買い上げ的なことが書かれているようです。大正天皇が東宮の頃にお気に入りだったそう。

店内に入りました。2F席が素敵そうでしたが、今回は1Fだったので階段とその横の電話をお楽しみ下さい。

入り口横の売店です。1Fは座敷席、テーブル席、中庭が見える席と色々あるようでしたが、お伺いした日は混んでいて見学はできず。
ということで、私が通されたのはこちらのテーブル席でした。
こちらがメニュー表です。お蕎麦を軸に各種定食があります。天ぷら美味しそうだなぁ。
こちらは暖かいそばです。右下の湯葉のおそばは夏期間(6-9月)は提供を止める肌寒い季節用のお蕎麦です。今回はこちらに、かやく飯をセットにしてオーダーしました。
で、やってきたのがこちらです。 ゆばそば、初めて食べますが、湯葉がでーんと乗っていて中々のインパクトです。めっちゃ温まりました。
そしてかやくご飯。味がしっかり染みていて、すごく美味しかった。

今回は日曜日に訪問し、とても混んでいる日に当たってしまったので、建物を楽しむことがあまり出来ませんでした。少し空いている平日に訪問して、中庭も楽しんでみたいなぁ。これはまた来てくださいねのサインだと、ポジティブに受け取ることにしたいなと思います。

—– 手打蕎麦鶴㐂 基本情報———-
〇創業年 1716年創業 / 享保元年創業
〇営業時間
・11:00 – 16:00
※毎月1-2日程度定休日あり
〇住所
滋賀県大津市坂本4丁目11−40
(公式サイト)⇒ 比叡山延暦寺ご用達手打ち蕎麦【手打蕎麦鶴㐂】|本家鶴喜そば

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