東嶋屋の世界一の蕎麦屋カレーは確かにうまい! / 東京 竜泉・入谷 1892年創業 (明治25年)

台東区北部の下谷地域で入谷・千束(旧吉原)等に隣接する竜泉(りゅうせん)は寺院・住宅や店舗・業務ビル等が混在している町です。慶長~元和(1596~1624年)頃に創建された龍泉寺の所領で龍泉(竜泉)寺村と称されましたが、同寺が1709年(宝永6年)に谷中に移転(現存)し、天領・寛永寺領を経て町奉行支配の下谷竜泉寺町から1869年(明治2年)に下谷竜泉町となりました。小説“たけくらべ”に登場する大音(だいおん)寺(村・町名の寺が存在しないため、古くから一帯の通称は“大音寺前”)・千束稲荷神社や、病魔・災難“飛ばし”の利益から“飛不動”と通称され、近年は航空安全守護で名高い正寶(しょうほう)院など寺社が多数あり、老舗の飲食店・和菓子店などが残っています。

1892年創業、カレーのプロ絶賛の蕎麦屋カレーを提供する 東嶋屋

入谷駅、三ノ輪駅、どちらからも8分程度の距離にある蕎麦屋 東嶋屋。1892年(明治25年)に創業された同店は、蕎麦以上にカレーが有名なお店なんです。元祖 カレー研究家である小野員裕氏が、「世界一美味しい蕎麦屋のカレーライス」と絶賛したことで知られるようになったよう。とても歴史あるお店ですが、テレビ出演は2017年の「なかい君の学スイッチ」と割と最近のお話です。

という、東嶋屋さんの外観。昔ながら感があって好みです。

少し遅めのランチタイムにお伺いしたためお店は空いていました。お蕎麦屋さんですのでお蕎麦はもちろんのこと、天ぷら、各種丼もの等メニュー豊富なお店です。

お品書きはこんな感じ。右下に明治30年頃の店舗が載っています。現在地とあるので、創業以来ずっとこの場所なのですかね。

裏側にはご飯物やセットメニューが。名物のライスカレーも載っています。 店内には雑誌掲載記事が沢山置かれていました。こちらはdancyu。小野氏の世界一美味しい蕎麦屋のカレーライスコメントが載っています。 こちらはFineの掲載。カレーは注文後にひとつひとつ作るのがこだわりなのです。

今回はカレー丼とお蕎麦のセットをオーダーしました。カレー丼のカレーもライスカレーのカレーと同じ物です。
デデーン、これが噂の東嶋屋の黄色いカレーです。ラードを使っているため、作り置きできず(固まってしまう)、ひとつひとつ作る形を取られているのだとか。カレーは角の取れたまろやかなカレーで、昔ながらの美味しさが詰まってました。うん、大好きだ、この味! お蕎麦屋さんですのでお蕎麦もアップで。こちらも間違いのない味でした。 久しぶりに黄色!って見た目のカレーを食べたのですが、懐かしさの中に旨味が凝縮されているようで、とっても美味しかったです。しみじみ美味しい、毎日食べても飽きがこない系カレーでした。世界一かはわかりませんが、食べる価値のあるカレーだと思います。お近くにいかれる際にはぜひ!

———-東嶋屋 基本情報———-
〇創業年 1892年創業 / 明治25年創業
〇営業時間
・11:15〜15:00(LO.14:30)
・17:30〜20:45(LO.20:15)
※日曜・祝日定休日
〇住所
東京都台東区竜泉1-29-3
(食べログ)⇒ 東嶋屋 – 入谷/定食・食堂 [食べログ]

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