かねいち、こと山本勝之助商店の石臼挽き 香山椒 / 和歌山 海南市 1880年創業 (明治13年)
和歌山県北部沿岸部の海南(かいなん)市は、江戸時代は紀州藩領で、1934年(昭和9年)に海草郡4町合併で発足の…
続きを読む →和歌山県北部沿岸部の海南(かいなん)市は、江戸時代は紀州藩領で、1934年(昭和9年)に海草郡4町合併で発足の旧市が、海草(かいそう)郡(名草郡・海部郡合併名)の南部であることから命名され、2005年(平成17年)に同郡1町と合併して現市となりました。古くから和傘(内海地区)等の工芸・伝統産業が盛んで、江戸時代には紀州徳川家の保護により黒江地区が紀州漆器の生産地として栄えてきました。市東部で栽培されていた棕櫚(しゅろ)使用の束子(たわし)・刷毛(はけ)・縄・蓑作りが端緒の家庭日用品(水回りなど炊事・洗濯・掃除用等)製造は市と周辺一帯の“野上谷”が一大産地で全国版の地場産業となっており、隣接の有田市が発祥の蚊取り線香では大日本除虫菊(金鳥)工場等の製造会社本社・工場が所在しています。醸造業(清酒・梅酒)・養蜂業(蜂蜜)も広く行われ、東部地区では温州蜜柑・枇杷・桃・柿等の果樹栽培が盛んであり、紀州漆器(黒江塗)・家庭日用品・果実・しらす(釜揚げ等)・じゃこめし等の特産品・郷土食があり、市内には老舗の飲食店・食品店・養蜂場・酒蔵・割烹旅館などが残っています。
和歌山県北部沿岸部の海南(かいなん)市は、江戸時代は紀州藩領で、1934年(昭和9年)に海草郡4町合併で発足の…
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