寿々㐂蒲焼店、赤重&焼鳥を食べる / 東京 大田区西蒲田 1935年創業 (昭和10年)

東京都大田区の中央南部に位置する「西蒲田」は、JR蒲田駅西口から東急池上線の蓮沼駅方面へと広がる、蒲田西地区の中心的な町です。西蒲田一丁目から八丁目までの広大な町域で構成されています。蒲田西地区は呑川・多摩川・国道1号線に囲まれた一帯を含み、JR蒲田駅・東急蒲田駅・蓮沼駅・矢口渡駅などが利用できる非常に交通利便性の高いエリアです。蒲田の地名由来には、泥深い田地にちなむ説、沼地に浮かぶ島を意味する説、蒲(がま)が生い茂る田にちなむ説などがあります。「西蒲田」はその名の通り旧蒲田区域の西側に発展した町で、周辺には女塚(おなづか)・御園(みそ・の)・蓮沼(はすぬま)といった古い地名が、町会名や学校名、駅名として今も受け継がれています。西蒲田は、活気ある繁華街と学生街、昔ながらの温泉銭湯、そして閑静な住宅街が重なり合う、下町の温もりと都市の利便性を併せ持つ魅力的な地域です。

1935年創業、戦後の蒲田復興とともに歩んだ“赤重”の老舗うなぎ店 寿々㐂蒲焼店 (すずきかばやきてん)

JR蒲田駅西口から徒歩4分ほど、東急蒲田駅から徒歩3分ほどの場所、大田区西蒲田に店を構える 寿々㐂蒲焼店。1935年(昭和10年)頃に東京・神田で創業し、戦災を経て1945年(昭和20年)に蒲田へ移った老舗うなぎ店です。蒲田に移ってきた当初は戦後闇市の屋台、その後バラック小屋を経て、昭和40年頃に現在の建物に移られています。蒲田西口商店街が焼け跡のヤミ市から復興し、サンロードのアーケードが整備されていく時代と重なりながら、地域の人々に親しまれてきました。看板は創業以来継ぎ足しのタレで焼き上げる蒲焼きの鰻重で、名物はその最上ランクにある赤重です。なぜ赤重と呼ばれるかを聞いたところ、「うなぎの量が多くて重箱が赤いから」だそう。うな重・うな丼に加えて、焼き鳥や柳川、どじょう料理、うざく、白焼きまで揃う、蒲田らしい“飲めるうなぎ屋”“庶民派の老舗”として、現在は三代目が暖簾を守っています。

という、寿々㐂蒲焼店さんの外観です。線路沿いにある横に長い店舗です。

入り口の写真です。うなぎ・どじよう・川魚料理と書かれています。期待値が上がりますね。赤提灯もめっちゃ良いなぁ。
店内に入りました。こちらがメニュー表です。蒲焼は串でも頼めます。赤重もメニューにあります。
壁にはこんな感じでメニューも貼られています。
店内の様子を撮り漏れましたが、昔ながらの空気感がゆったり流れる超素敵なお店ですよ。
まずはサラダ、お吸い物、香の物が運ばれてきます。
で、やってきました赤重。後ろに控えているのは焼き鳥です。
見てください、このぎっしり詰まった鰻、最高ですね。
焼き鳥はタレ串を一本オーダー。甘めのタレが美味しかった〜。
神田での創業から90年超、蒲田復興とともに歩んできた老舗うなぎ店です。創業以来継ぎ足しのタレ、”重箱が赤いから赤重”という大衆的なネーミングセンス、闇市→バラック→現在の建物という戦後の歩み——そのすべてから蒲田と共に昭和を生きてきた重みを伝える一軒だなと感じました。どじょうや一品料理と共に昼から飲みたいな、蒲田なんだし。

店舗情報

店舗名:寿々㐂蒲焼店(寿々喜)

創業年:1935年(昭和10年)

営業時間:11:30〜21:00

定休日:火曜日

住所:東京都大田区西蒲田7-63-2 [地図を見る]

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